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LIBOR上昇、日本勢の米国債購入に影響も-為替ヘッジコスト上昇

  • 国債入札規模を拡大しようとしている米財務省にとっては都合が悪い
  • 「為替ヘッジコストを押し上げているのはLIBOR」とハイ氏

米国債に資金を投じる投資家を同国財務省が今ほど必要としている時はないが、グローバルな資金調達市場に波及しつつある一つの現象が、米国債への警戒感を海外投資家に抱かせようとしている。

  最も注目される指標金利の一つであるドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)3カ月物が、35営業日連続で上昇した結果、多くの債券や融資、モーゲージの基準値が押し上げられている。それだけではない。日本や欧州の投資家が米国債を購入し、為替リスクをヘッジする際の取引コストが、LIBORの上昇に伴いはるかに割高となっている。

  グローバル市場の変化によって、この種の取引コストが膨らむのは、今回が初めではないが、クロスカレンシー要因ではなく、LIBORが発端となっている点がいつもと異なっている。いずれにせよ、財政赤字拡大の穴埋めで国債入札の規模を拡大しようとしている米財務省にとって都合の悪いタイミングだ。

  BNPパリバの米国担当ストラテジスト、ティモシー・ハイ氏は「米国債を購入しようとする海外投資家の為替ヘッジコストを押し上げているのは、LIBORにほかならない」と指摘した。

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Next to Nothing

原題:Libor’s Ascent Is New Culprit for Hedged Treasury Yields Near 0%(抜粋)

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