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米国債がテクノロジー株安をついに受け入れ-10年債利回り2.8%割れ

  • 米10年債利回りは2018年に初めて50日移動平均線を下回る
  • リスクオフの中でこの変化は間違いなく注視する価値あり-FTN

債券の強気派がフェイスブックに友達リクエストを送ったようだ。

  ソーシャルメディアのフェイスブックとテクノロジー株全般の動揺を受け、米10年債利回りは2月前半以降の20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)レンジから抜け出す寸前になった。米10年債利回りは一時8bp低下し2.768%と、2月7日以来の低水準を付けた。27日は2.7753%で終了し、50日移動平均線(現在2.8%)を昨年12月半ば以降で初めて下回った。

Clean Break

  
  FTNファイナンシャル・キャピタル・マーケッツのストラテジスト、ジム・ボーゲル氏はリポートで、債券相場上昇の程度に不意打ちを食らった人にとってこの変化は、株式相場が戻らないなら間違いなく注視する価値があると指摘。「テクノロジーやソーシャルメディア関連のさまざまなニュースが続いているため、2.805%以下の取引が広がりつつある」と付け加えた。

  米国債トレーダーは今年も2017年と同様に金利先高観が3月までに打ち砕かれる兆候に注目している。昨年はトランプ政権が財政政策推進に苦戦したことやインフレを巡る失望感が主因だったが、今はテクノロジー株が要因かもしれない。株式市場で人気を集めたフェイスブックの株価は数年ぶりの大幅安を演じている。

  さらに、米国債のポジションも見直しが近いことを示唆している。先週時点でヘッジファンドなどの大口投機家による米10年債先物のネット・ショートポジションは1年ぶりの高水準付近だった。移動平均線などのテクニカル分析の節目を抜ければ、モメンタムが変化し、さらなる損失を回避しようとショートカバーの動きにつながる可能性もある。

  10年債利回りが既に2018年のピークを付けたとの見方に違和感がないと今月述べていたBMOキャピタル・マーケッツのストラテジストらは、2.671%を次の水準として見ているという。
  

原題:Treasuries Finally Give In to Tech Turmoil as 10-Year Below 2.8%(抜粋)

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