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【個別銘柄】半導体関連売り、パナソニクやスルガ銀安い、資生堂上昇

更新日時
  • エヌビディアなど米半導体株大幅安が波及、パナソニクはテスラ響く
  • JPモルガンはスルガ銀を格下げ、みずほ証は資生堂の目標株価上げ

 28日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が前日比4.4%安の1万9590円、SUMCO(3436)が5.4%安の2763円、SCREENホールディングス(7735)が4.7%安の9470円、アドバンテスト(6857)が3.4%安の2216円など。27日の米国株市場では、自動運転車の試験を一時停止したエヌビディア株が7.8%下げるなど、半導体関連やテクノロジー株が軒並み安。半導体主要企業で構成されるSOXは3.8%安と2月8日以来の下落率となり、日本市場もこの流れを引き継いだ。

  パナソニック(6752):5.1%安の1565.5円。27日の米株式市場でテスラ株は8.2%下落して1年ぶりの安値、「モデル3」セダンの生産目標達成が疑問視されたほか、米運輸安全委員会が同社車の衝突事故について調査を開始すると発表したことが要因。東海東京調査センターの石野雅彦シニアアナリストは、車は安全基準が厳しく、テスラの生産計画そのものが遅れている中、同社の自動車関連利益に懐疑的な見方も出ていると述べた。

  スルガ銀行(8358):4.8%安の1484円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「アンダーウエート」、目標株価を2060円から1300円に下げた。シェアハウス関連融資への関与の可能性が高まったとして、関連融資額の想定を2000億円程度、2019年3月期-20年3月期の与信費用比率を80bp(1bp=0.01%)と、ともに前回想定から上げ、このシナリオ下での1株利益予想は18年3月期対比で20ー30%下振れると算出した。当局検査などの結果で業務改善命令などが出され、顧客離れが起こるなら株価は足元の水準を割り込んでいく可能性があるとみる。

  ニトリホールディングス(9843):2.9%高の1万8585円。19年2月期の営業利益計画は前期比6%増の990億円。市場予想の1045億円を下回ったがSMBC日興証券では、為替の会社計画が1ドル=111円(3-6月分を108円前半で予約済み)で、仮に7月以降を105円と想定すれば営業利益は1085億円程度になると試算し、ネガティブ視する必要はないとした。前期に上昇した販売管理費比率が1.1ポイント低下する計画で、安心感があるという。

  資生堂(4911):2.1%高の6681円。みずほ証券は目標株価を5850円から7000円へ引き上げた。プレステージ化粧品ブームの中で同社のポジションが優位にあり、相対的な高成長が続くと想定。18年12月期営業利益予想を907億円から945億円、来期は1062億円から1145億円へそれぞれ総額。

  東京急行電鉄(9005):4.5%安の1650円。27日午後に公表した21年3月期までの中期3カ年経営計画について、野村証券では生活サービス事業の利益予想の伸びが高いとし、前提が不明で慎重にみているとした。同証では19年3月期営業利益予想を850億円から804億円、20年3月期は882億円から822億円へそれぞれ減額した。

  クスリのアオキホールディングス(3549):5.4%高の7600円。3月度の既存店売上高は前年同月比7.3%増だった。ドイツ証券では、前年と比べて花粉の飛散量が多かった上、調剤部門の平日営業日が前年より1日多かったことが寄与して順調に推移したと評価。商品別では花粉関連商品やインフルエンザ関連商品が好調、食品販売も堅調だったとしている。

  JCRファーマ(4552):4.1%高の5570円。開発を進めている血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤(開発番号JR-141)を、厚生労働省が先駆け審査指定制度の対象品目に指定したと発表。モルガン・スタンレーMUFG証券は、指定を受けた中の注目品の一つだとし、Elapraseで効果が認められない中枢神経症状の改善が期待されていると指摘した。

  ヒマラヤ(7514):4.5%高の1300円。18年8月期営業利益計画を14億2000万円から17億9000万円に上方修正した。上期に防寒衣料などの季節性商品が伸びたことに加え、インターネット販売の成長継続を見込んだ。

  メディカル・データ・ビジョン(3902):14%高の4525円。4月末を基準日として1株を2株に分割すると発表した。流動性向上や投資家層の拡大が期待された。

  RPAホールディングス(6572):27日に東証マザーズに新規上場し、2日目の28日に初値を形成、1万4280円と公開価格3570円の4倍になった。事務作業代行ソフトウエアの販売などロボットアウトソーシング事業、アフィリエイトサービスを行うアドネットワーク事業を手掛ける子会社を傘下に置く持ち株会社。18年2月期業績は、売上高が前の期比52%増の40億3100万円、営業利益が2.4倍の4億800万円、1株利益は55.71円だったもよう。終値は1万6440円。
  
  アジャイルメディア・ネットワーク(6573):28日に東証マザーズに新規上場、公開価格3000円に対して2.3倍の6900円買い気配のまま初日の取引を終了。ソーシャルメディア(SNS)を利用したマーケティング企業で、広告配信代理業や情報提供サービスなどを手掛ける。18年12月期の業績計画は、売上高が前期比35%増の9億9000万円、営業利益は90%増の1億2600万円。1株利益は153.08円を見込む。

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