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英離脱の国民投票、逆の結果だった公算も-フェイスブック問題告発者

英政治データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカの元契約社員で、同社によるフェイスブックのユーザーデータ取得を内部告発したクリストファー・ワイリー氏は英議会で、欧州連合(EU)からの離脱の是非を問うた国民投票について、キャンペーン中に「不正行為」がなければ逆の結果になっていた可能性があるとの見方を示した。

  ワイリー氏は「不正行為がなければ、国民投票で違う結果が出ていた可能性があると言うのは全く妥当だろう」と述べた。EU離脱賛成派はこれまで一切の不正行為を否定している。

Whistleblowers Shahmir Sanni And Christopher Wylie News Conference As Cambridge Analytica Fallout Continues

クリストファー・ワイリー氏

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  ワイリー氏は、ケンブリッジ・アナリティカが数千万人のフェイスブックユーザーの情報を本人の同意なしに取得・保持していたとされる問題を調査している英議会の委員会で証言した。

  フェイスブックの情報漏えい問題を巡るワイリー氏の証言は、ケンブリッジのアレクサンダー・ニックス最高経営責任者(CEO)の同委での証言と食い違った。

  ワイリー氏は「ニックス氏の委員会での証言は誤解を招く、不正直な内容だったと思う」と指摘。「ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックのデータを一度も利用したことがないというのは真実ではないと断言できる。アレクサンダー・コーガン氏のアプリを通じて取得したフェイスブックのデータはケンブリッジの根幹を成すデータだった。それを元にアルゴリズムが開発された」と述べた。

  ケンブリッジは、直ちにツイッターでワイリー氏の証言内容を否定。「違法データを主要事業の基礎にするようなリスクを冒す企業などない」とし、「われわれは誠意を持ってコーガン氏に接し、必要だと認識した時点でデータは削除した。それについては既にフェイスブックに明示した」と加えた。

原題:Whistle-Blower Says Brexit Referendum Could Have Gone Other Way(抜粋)

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