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トランプ米大統領が対ロシア強硬策で欧州に同調、ロシアは困惑

  • トランプ氏が追放決定したロシア外交官の人数、1986年以来の多さ
  • 26日はトランプ氏姿見せず、ツイッターでも触れず

ロシア政府にすり寄ろうとしているとして非難を浴びることの多かったトランプ米大統領が、これまで冷たく接してきた欧州と突然足並みをそろえた。

  トランプ大統領は26日、ロシア外交官60人をスパイだとして国外追放にすると決定した。この追放人数は1986年以来の多さで、英国で発生したロシア人元スパイ襲撃事件を受けてロシア政府への非難を強める欧州との団結を示した。米国の決定を含め、北米や欧州から追放されたロシア外交官の人数は合計100人以上に上る。

  約1週間前にトランプ大統領はプーチン大統領に電話で再選を祝福したとして批判されたばかりだが、ロシアの挑発に対抗する西側陣営を率いる指導者へと急速に立ち位置を変えた格好だ。トランプ氏の変身は世界中に意外感を引き起こしたが、最も困惑したのはロシアだろう。

  ロシアのラブロフ外相は27日、タシケントで記者団に対し、米国の「甚だしい」圧力で欧州諸国が外交官追放に踏み切ったと述べた。 

  外交官追放措置でトランプ氏が意欲を見せていたプーチン氏との会談は、実現が不透明になった。ただ、26日はトランプ氏が公の場に姿を見せることはなく、元スパイ襲撃事件や追放措置について自らの言葉では何も発していない。説明はもっぱら報道官らに任せた。

GRAPHIC: Diplomat Expulsions

原題:Trump’s Expulsions Stun Putin in Favor of Snubbed Europe Allies(抜粋)
   ’Colossal’ U.S. Pressure Prompted EU Expulsions: Russia’s Lavrov(抜粋)

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