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3月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル伸び悩み、貿易巡る懸念で-円は下げ埋める

  27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが円を除く主要通貨に対して上昇。朝方には月末特有のフローを受けて対ポンドを中心にドル買いが入った。ドル指数は約2週間ぶりの大幅高となる場面があったが、世界貿易を巡る懸念が根強いこともあり、午後には失速した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.6%高となったが、その後は取引フローの急速な衰えを伴って上げ幅を縮小した。米国株が午後の取引で下げに転じたことに加え、リスク選好度の低下で米国債利回りが遅い時間に日中最低を更新したため、ドル上昇の勢いが弱まった。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ドル指数は前日比0.3%高。ドルは対円で0.1%未満下げて1ドル=105円39銭。対ユーロでは0.3%上昇し1ユーロ=1.2404ドル。
  ロス米商務長官は、米政府が中国の対米投資に制限を設ける可能性があると述べた。また、米政権は極めて重要な技術に対する中国からの投資を抜本的に制限する選択肢として、国際緊急経済権限法の発動を検討しているとの報道もあった。

  ポンドはドルに対し下げ幅を縮小して0.5%安。一時は月末のドル需要やユーロ・ポンド絡みのフローを受け、1.2%下げた。

欧州時間の取引

  ドル指数が3営業日ぶりに反発。米中間の貿易を巡る緊張が和らぐ中、月末特有のフローが相場を動かした。主要10通貨ではポンドが対ドルで最も大きな下げ。

原題:Dollar Halves Gains as Early Demand Fizzles, Yen Erases Drop(抜粋)
Dollar Enjoys Month-End Support as Pound, Euro Feel the Pressure(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が下落、テクノロジー安い-国債は急伸

  27日の米株式相場は下落。主要株価指数は終盤に下げが加速した。テクノロジー銘柄が特に安い。一方で米国債は逃避需要から急伸し、10年債利回りは2.8%を下回った。

  • 米国株は下落、テクノロジー中心に売られる
  • 米国債は逃避需要で急伸、10年債利回り2.8%割る
  • NY原油は続落、米在庫が再び増加との見方
  • NY金は反落、米中貿易戦争への警戒和らぐ

  トランプ政権は極めて重要な技術に対する中国からの投資を抜本的に制限する選択肢として、国際緊急経済権限法の発動を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この報道を受けて貿易を巡る懸念が強まり、半導体メーカーやソフトウエアメーカーの株価が下落。ナスダック100指数は前日の上昇分の大半を消す展開となった。CBOEボラティリティー指数(VIX)は急伸した。ゼネラル・エレクトリック(GE)は大幅高。資産家ウォーレン・バフェット氏が同社の株式を購入するとの観測が広がった。

  S&P500種株価指数は前日比1.7%安の2612.62。ダウ工業株30種平均は344.89ドル(1.4%)下げて23857.71ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時38分現在、10年債利回りが8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.78%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。米エネルギー情報局(EIA)が28日発表する統計で在庫増加が示されるとの観測が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比30セント(0.5%)安の1バレル=65.25ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1セント下げて70.11ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米中貿易戦争への懸念が和らいだことから、逃避先資産の需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比1%安の1オンス=1347.90ドルで終了。

  米国株は先週大きく下落。前日にはいったん反発したものの、この日は下げを再開した。米国が何らかの合意に至ることで全面的な貿易戦争を回避できるかどうか、市場は見極めようとしている。

  オッペンハイマーファンズのクリシュナ・メマニ最高投資責任者(CFO)は「中国と何らかの合意に達すると市場が突然考え始めたからといって、貿易問題とそれに関連する不確実性が1日で消えるということはない」と指摘。「これは落ち着くまでに長いプロセスを要する問題だ」と続けた。
原題:Tech Selloff Drags U.S. Stocks Lower; Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slips as Worries Mount That U.S. Stockpiles Resumed Growth
Gold Falls, Copper Advances as U.S.-China Trade Concerns Ease

◎欧州債:ドイツ10年債利回りが0.5%割れ、1月9日以来

  27日の欧州債市場では、ポルトガル債を中心に周辺国債が上昇。ドイツ債もロンドン時間の午後に米国債と共に買われ、10年債利回りは0.5%を下回った。

  月末の資金流入やハト派的なECB当局者の発言を受け、周辺国債は比較的高い利回りを理由に注目が集まった。5年債が特に人気で、ポルトガル5年債は8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。複数のストラテジストは現在の取引環境では周辺国債をロングとするよう推奨している。

  月末のポジション調整も注目された。みずほのストラテジストは、指数に合わせてオーストリア債、ベルギー債、イタリア債、ドイツ債などで保有銘柄の年限を長期化させる需要が生じていると指摘。ドイツ10年債利回りの0.5%割れは1月9日以来。
原題:German 10-Year Yield Falls to 0.5%; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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