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日本やインドの投資を期待-中国依存との批判受けるスリランカ首相

  • 中国との合弁にハンバントタ港を99年間貸し出す合意を擁護
  • 日本、「一帯一路」と同じくらい大きなイニシアチブを取りつつある

国内のインフラ整備で中国からの融資に依存しているとの批判を受けているスリランカのウィクラマシンハ首相は、日本やインドなどからも投資を呼び込みたいとの意欲を示した。

  同首相は26日、国内最大の都市コロンボでインタビューに応じ、中国国有企業の招商局港口(チャイナ・マーチャンツ・ポート・ホールディングス)が主導する合弁会社にスリランカ南部のハンバントタ港の運営権を99年間貸し出すことを認めた昨年の合意を擁護した。債務返済に歳入の80%を充てているスリランカ政府は、この合意で11億ドル(約1200億円)の収入を確保した。

Switzerland Davos Forum

ウィクラマシンハ首相

フォトグラファー:Gian Ehrenzeller / Keystone via AP

  ウィクラマシンハ首相は「ハンバントタ港に関して、負担はわれわれの手を離れた。招商局港口とスリランカ港湾局が引き継いだ」と説明。その上で「われわれは幅広い外国の投資を誘致したいと考えている。最初は中国と日本、インドからの投資家を招きたい。それに他国も続くだろう。欧州からも期待している」と述べた。

Construction At Port City And The Luxury BeachFront Shangri-La

コロンボ港湾都市の開発(2017年4月21日)

写真家:テイラー・ワイドマン/ブルームバーグ

  ウィクラマシンハ首相は、まずはアジアの投資家を呼び込むことでスリランカは「達成可能かつ実行可能なものに焦点を絞る」必要があると話し、中国の現代版シルクロード構想「一帯一路」と「同じくらい大きなイニシアチブを日本もまた取りつつある」と指摘した。

  同首相はコロンボ港に加え、発展の遅れている東海岸に位置し、スリランカのかつての宗主国だった英国が海軍基地を置いていたトリンコマリー港への投資に日本が関心を抱いていることを明らかにした。インドはハンバントタに中国勢が建設した空港への関心を表明している。この空港はほとんど利用されておらず、ラジャパクサ政権時代に政治的動機で建設されたと批判されている。

原題:Sri Lanka Premier Wants India and Japan Cash to Balance China(抜粋)

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