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ドイツ連銀がCoCoのリスク警告-トリガー発動なら投資家動揺も

  • CoCoは発行体の自己資本比率が一定の水準を下回れば株式転換も
  • 自己資本トリガー発動基準は引き上げを検討する必要があると独連銀

欧州を中心に発行されてきた偶発転換社債(通称CoCo)は、金融機関が苦境に置かれた際に損失吸収に充当し、公的資金による救済を回避する目的で金融危機後に考案された。銀行の健全性の向上に寄与するはずだったが、新たな危機を引き起こす結果となる恐れがある。

  市場規模が1786億ユーロ(約23兆5000億円)相当に上るCoCoは、ほぼ試練に遭うことのない状態がこれまで続いてきた。ドイツ連邦銀行の3月の月報によれば、規模が拡大する場合は特にそうだが、一定の条件の下で株式に転換されることなどを定めたトリガー条項が実際に発動されれば、投資家を動揺させ、他の金融機関の安定を損なうこともあり得る。

  2016年にはドイツ銀行によるCoCoのクーポン支払い能力を一部のアナリストが疑問視し、投資家は似たような状況を少し経験した。クーポンの支払いは行われたが、不安に駆られた顧客がビジネスを他の取引先に移し、ドイツ銀の収入減少につながった。

Trading Wider

CoCo bond holders are still wary of Deutsche Bank

Source: Bank of America Merrill Lynch, Bloomberg

  CoCoは発行体の自己資本比率があらかじめ定められた水準を下回った場合、株式への転換や元本の削減が行われるほか、発行体の裁量でクーポンの支払いを停止することもできる。自己資本トリガーの発動基準は現在、CET1(普通株式等ティア1)比率で5.125%に設定されているが、発動を容易にするために欧州の監督当局は引き上げを検討すべきだとドイツ連銀は主張した。 

Risky Debt

European issuance of contingent convertible bonds has yet to return to peak levels

Source: Bloomberg

原題:Riskiest Bank Debt Could Spark Market Turmoil, Bundesbank Says(抜粋)

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