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円建て債デビューの米KKR、今後も年1、2回発行へ-日本社長会見

円建て債を発行したばかりの米投資ファンドのKKRは、今後も年に1、2回の頻度で発行する方針だ。日本法人の平野博文社長が27日、都内の会見で明らかにした。

  KKRは今月、初めての円建て債計403億円を発行した。ファンドは通例投資家から資金を集めるため社債での調達は珍しいが、平野社長は社債発行はファンドの制約を超えた長期投資ができることで収益機会を逃さない利点があるほか、地方金融機関などの社債投資家と接点を持つことで、不動産などKKRの商品販売先を広げる狙いだと説明。今後の目標額は定めていないが総額で「1000億から2000億円程度持てればいい」とした。

  平野社長は同社のグローバルな共通認識として「日本は今後の投資で最も重要な地域の一つ」だと明言。日本の株式は割高ではなく、グローバルにはむしろ割安だとした。日本に特化したファンドを作る予定はないが、昨年6月に募集を締め切ったアジア特化ファンド93億ドル(約9800億円)から最大30%程度を日本企業に振り向ける考えを示した。

  KKRのウェブサイトによると、同社の運用資産は16年9月末現在で1311億ドル(約13兆8500億円)。日本では06年に拠点を開設、現在カルソニックカンセイ、日立工機、パナソニックヘルスケアなど5社に出資している。昨年は、敗れたものの東芝のメモリー事業買収にも手を挙げるなど、日本での攻勢が目立っている。

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