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Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
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モメンタムのわなに警戒を、人気銘柄集中でリスク高まる

  • 投資家は巻き戻しリスクへの備え必要-ウィルソン氏
  • 公益やエネルギー企業への投資配分を増やすようアドバイス
Attendees riding down an escalator are silhouetted during the South By Southwest (SXSW) conference in Austin, Texas, U.S., on Sunday, March 11, 2018. Amid the raucous parties and speed networking at the annual festival that draws people from technology, film, and music to Austin, Texas, there will be some soul searching about gender discrimination, sexual harassment and how to fix the broken workplace culture.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

この2カ月で2度の激しい売りを浴びたにもかかわらず、半導体メーカーなど人気銘柄に対する投資家の愛着は微動だにしない。これこそマーケットが再び苦しめられる恐れのあるリスクだとモルガン・スタンレーはみている。  

  テクノロジー株は2月の売りの矢面に立たされたが、その後の相場の反発をけん引。このパターンは26日にも見られた。フェイスブックは例外としても、先週下げが最も大きかったテクノロジーセクターは2%上昇し、他の大半のセクターをアウトパフォームした。

  この持続性のある主導的な動きが相場全体のさらなる下落回避にひと役買う一方で、株式市場にくすぶる危険を浮き彫りにする。それは誰もが同じ勝ち馬に一斉に飛び乗った後、全員が一斉に降りようとするリスクだ。モルガン・スタンレーは26日のリポートで、テクノロジーや一般消費財の企業は現在、モメンタムトレードの上位を占めているが、これら企業のマーケットにおけるシェアと比べて「甚だ」不釣り合いだと指摘した。
        

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  チーフ米国株ストラテジストのマイケル・ウィルソン氏らはリポートで、「モメンタムの巻き戻しリスクに対するヘッジのような手法で、われわれはセクターの選好をよりデフェンシブに向け始めた」と説明。「重要な判断を下すのは時期尚早だが、マーケットがよりディフェンシブの方向に動き始めると、過去2年にわたるロング・ショート・モメンタムの原動力が急速に巻き戻される公算が大きくなるため、ポートフォリオのレベルで痛みを伴うリスクがある」との見方を示した。

  モルガン・スタンレーによれば、こうした集中がそれ自体、株式に問題を引き起こすことはないものの、センチメントが変化し始めた際に弱点となりやすい。同行では過去12カ月にわたりマーケット全体に後れを取ってきた公益やエネルギー企業への投資配分を引き上げるよう投資家にアドバイスしている。
       

原題:Morgan Stanley Warns of Momentum Trap for Rebounding Tech Stocks(抜粋)

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