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きょうの国内市況(3月26日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、米中貿易戦争への懸念がやや緩和-輸出や素材一角高い

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  東京株式相場は反発。米中間の貿易戦争による世界経済の減速懸念から続落して始まった後、為替市場でドル安・円高が一服、大幅な下落が続いていた米国株についても株価指数先物が時間外取引で上昇する展開となり、リスク回避の動きが後退した。精密機器や輸送用機器など輸出セクターが上昇した。

  TOPIXの終値は前週末比6.38ポイント(0.4%)高の1671.32、日経平均株価は148円24銭(0.7%)高の2万0766円10銭。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、米中貿易戦争の激化が世界経済に悪影響を及ぼすとしながらも、「ムニューシン米財務長官の発言は両国で現実的な交渉が行われることを示唆している」とした。その上で「午前の株式相場が予想に反して下げ渋ったことや、懸念していたドル安・円高が加速しなかったことで、午後に入ると前週後半にとられた短期資金の売りポジションが手じまわれたようだ」との見方を示した。

  東証1部33業種は鉱業、パルプ・紙、ゴム製品、化学、食料品、金属製品、医薬品、サービス、精密機器、輸送用機器など23業種が上昇。下落は電気・ガス、海運、保険、不動産など10業種。売買代金上位では三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を上げた資生堂のほか、ファナックやJTが上昇。18年3月期純損益が1700億円の赤字に転落する見通しとなったリコーは下げた。

  東証1部の売買高は15億7728万株、売買代金は2兆8310億円。値上がり銘柄数は1175、値下がりは835。

●債券は小幅安、長期金利ゼロ%接近で高値警戒感-あすの40年入札重し

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  債券相場は小幅安。米中貿易戦争の懸念から長期金利が昨年9月以来のゼロ%に接近したことで高値警戒感が強まった上、40年国債入札を翌日に控えていることが超長期ゾーンの重しになった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.02%で推移した。新発30年物58回債利回りは横ばいの0.735%で始まり、その後0.74%に上昇。新発40年物10回債利回りは横ばいの0.885%で取引された。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「10年金利がまたマイナス圏で定着するほどの状況ではなくゼロ%が意識される上、超長期債は40年入札を控えて当然重いが、基本的には様子見だ」と指摘。「円高・株安はやや切り返したが、米中貿易戦争はこれからで金融市場が不安定な中、年度末に無理して動く必要もない」との見方を示した。

  長期国債先物市場では中心限月6月物が前日比2銭安の150円97銭で取引を始め、150円99銭まで戻した後は150円93銭まで下落した。結局は3銭安の150円96銭で引けた。

●ドル105円台乗せ、通商問題リスク回避一巡との声-株反発し円全面安

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  東京外国為替市場のドル・円相場は反発し、1ドル=105円台に乗せた。早朝には約1年4カ月ぶりのドル安・円高水準を更新していた。円は、日本株が反発したこともあり、主要10通貨に対して全面安となった。市場関係者からは、前週の米中通商問題に関するリスク回避の流れが一巡したとの指摘が出ていた。

  午後4時28分現在のドル・円は前週末比0.3%高の105円08銭。日本時間早朝のオセアニア市場では104円56銭と米大統領選時の2016年11月9日以来のドル安・円高水準を更新する場面があった。その後は午前10時頃の公示仲値や午後の日本株の反発が相場を後押しする格好となり、一時は105円15銭まで上昇した。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「米中貿易問題への最初の反応で、先週のリスク回避は一巡し、ドル・円はポジション調整が進んだ印象。追加の悪い材料が出てくるか待たないと、さらなる円買いにはなりにくい。日経平均株価など日本株も底打ちしている」と説明。「ドル・円は104円台後半で底固め。徐々に105円台定着していくのではないか」と述べた。

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