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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
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東京の高い賃料で資産築く-TKPの河野社長

  • 河野社長の資産、TKP株の上昇に伴い一時1000億円を突破
  • 「空間再生流通企業」うたうTKP、時価総額はマザーズで6番目
The Mizuho Financial Group Inc. headquarters, center, stands at dusk in Tokyo, Japan, on Friday, April 21, 2017. Mizuho is scheduled to release full-year earnings figures on May 15.
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

今や巨額の富を手にしたティーケーピー(TKP)の河野貴輝社長は、インターネット証券の立ち上げに参画し、インターネット銀行で勤務した経験を持つ。

  河野氏(45)がTKPを設立した2005年当時、オフィスやイベントスペースの貸し出しでウェブサイトの力を利用する人はほとんどいなかった。現在、同社は日本や香港、ニューヨークなどで1900余りの会議室を管理し、約9万4000社の企業顧客にサービスを提供している。

レンタルで富を築く

  昨年3月の新規株式公開(IPO)以来、TKPの株価は一時415%上昇。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、河野氏の純資産は1月に10億ドル(約1050億円)を超えた。同社は河野氏の資産に関してコメントを控えた。

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TKPの河野貴輝社長

出典:TKP

  当局への届け出によると、河野氏は直接または個人資産管理会社リバーフィールドを通じて株式の約72%を保有。TKPの時価総額は約1300億円と、23日現在で東証マザーズ指数を構成する242銘柄のうち6番目の規模。

  TKPは1月に好調な第3四半期決算を発表。17年3-11月期の連結売上高は前年同期比29%増加の213億円だった。日本ベル投資研究所の鈴木行生主席アナリストは、すでに年間の純利益目標を達成した点に言及した。

「空間の再生」

  TKPは遊休スペースをセミナーやトレーニング、展示会、コンサート向けの会場に変えて貸し出す。同社は自らを「空間再生流通企業」と表現する。

  不動産コンサルティング会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの昨年11月のリポートによると、東京は世界で3番目に高価なオフィス市場で、17年は東京のワークステーション(従業員1人分の面積)当たりのオフィス賃料は1万8111ドルだった。

  鈴木氏は、これこそTKP独自の空間シェアモデルが成功しているゆえんだと語った。

原題:Office-Space Pioneer Builds a Fortune on Tokyo’s Sky-High Rents(抜粋)

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