伊上下両院「五つ星」と「同盟」が議長分け合う-連立にはなお障害

  • 24日の投票で「五つ星」と「同盟」は協力し、両院議長を分け合う
  • 五つ星党首はベルルスコーニ氏と会うことを拒み、連立の障害に

「同盟」のサルビーニ書記長

フォトグラファー:Alessia Pierdomenico / Bloomberg

イタリア総選挙後の連立協議で、既存政党を差しおいて主役を演じるポピュリスト政党「五つ星運動」と「同盟」の党首2人は今週、自らの首班指名を正当化する十分な支持集めを目指している。

「五つ星運動」のディマイオ党首

フォトグラファー:Alessia Pierdomenico / Bloomberg

  3月4日の総選挙でいずれも過半数議席を獲得できなかった五つ星のディマイオ党首と、同盟のサルビーニ書記長は24日の両院議長選出で協力し、中道右派連合を構成するフォルツァ・イタリアを率いるベルルスコーニ元首相および与党・民主党を外すことに成功した。

  マッタレッラ大統領は4月3日から党指導者らとの協議を開始する予定。首相指名を目指す者は議会の過半数の支持を得ていると大統領を納得させる必要がある。24日の議長選出投票では、ディマイオ党首とサルビーニ書記長の合意に基づき、五つ星が下院議長、中道右派連合が上院議長を分け合うことが決まった。他の欧州連合(EU)加盟国や投資家を不安にさせる五つ星と同盟の連立シナリオは、あり得るが実現は困難と考えられてきたが、今回の協力は両者の連立観測を促す結果となった。

  ディマイオ党首は25日のイタリア紙コリエレ・デラ・セラに掲載されたインタビューで、サルビーニ書記長と連立を組む可能性を否定しなかった。しかし、ベルルスコーニ氏と会うことを拒む姿勢は変えず、このことが五つ星と中道右派連合の連立を阻む障害の一つとなっている。

  一方、サルビーニ書記長は25日のツイッターで、次期首相を提案すべき勢力は中道右派連合だと述べ、五つ星と連立を組むのは、中道左派の民主党との連携を望んでいるベルルスコーニ氏の賛同が得られる場合に限られると主張した。

原題:Italy’s Populists Sideline Mainstream in Premiership Contest (1)(抜粋)

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