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独立派に打撃か、カタルーニャ州前首相拘束-結束促すとの見方も

  • 独立反対派は前首相の拘束が独立運動への決定的な打撃になると歓迎
  • 独立派は小異を捨てて州政府発足で結束できるか決断を迫られる

スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立運動を指導するプチデモン前首相は、ドイツの警察に25日身柄を拘束されたことに伴い、政治の表舞台から当面姿を消す。これに伴い、自治州の独立を支持する陣営は、党派間の争いを続けるか、小異を捨てて州政府発足に向けて結束するか、決断を迫られることになりそうだ。

  カタルーニャ自治州の独立に反対する勢力は、プチデモン前首相の拘束が独立運動への決定的な打撃になるとして歓迎。プチデモン氏は少なくとも当面は政治の表舞台から退場し、州都バルセロナのイベントに影響を与えることもできなくなり、スペインのラホイ首相にとってこれは朗報だ。

  カタルーニャ自治州は、議会選挙から3カ月が経過しても州政府の発足に至っておらず、プチデモン氏がスペインに送還されるまでの間、同氏が拘束されたことが、分裂する独立派陣営の結束を促すために必要な圧力として働けば、中央政府や独立反対派にとってリスクとなる。

  自治州議会のトレント議長はプチデモン前首相の拘束を受けて、「個人および共同体の権利と自由を守るために共同戦線を構える時期が今や訪れた」とツイートした。

  カタルーニャ自治州議会が昨年10月に独立宣言を可決したことに対抗し、中央政府は自治権停止を発動し、前首相ら幹部を罷免すると同時に州議会も解散した。スペインは痛手からの立ち直りを目指し、苦しい歩みを続けてきたが、プチデモン氏の拘束が25日にバルセロナで市民の抗議行動を引き起こしたことを考えると、傷が癒えるには程遠い状況だ。

  民族主義運動が専門のカロライン・グレイ英アストン大学専任講師は「一見したところ、ひどい混乱に映る。しかし、毎日の政治の動きは続き、カタルーニャが政府の発足をなお必要としているというのが現実だ」と指摘した。

Separatist Cheer

Pro-independence parties win 70 seats in the 135-strong Catalan assembly

Source: Generalitat de Catalunya

原題:Catalan Separatists Face Reality Check After Puigdemont Detained(抜粋)

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