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Photographer: Akio Kon
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ソフトバンクCDS急上昇、子会社上場前進は国内債にネガティブ

  • 5年物が2016年4月以来の高水準、外債条件の変更提案で上昇基調
  • 子会社の連帯保証なくなる上、キャッシュフローが減る懸念も
A man exits a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 19, 2016. SoftBank plunged in Tokyo after unveiling its $32 billion takeover of chip designer ARM Holdings Plc, a deal that marks founder Masayoshi Son's biggest gamble so far on the future of technology.
Photographer: Akio Kon

ソフトバンクグループ (SBG)の社債保証コスト(CDS)が急上昇している。携帯子会社上場への財務整備が国内債のクレジットに悪影響を与えると受け止められた。

  SBG5年物CDSは23日、199.7bpと2016年4月以来の高水準を付けた。一部外債の条件変更を7日に提案したことを受けてCDSが上昇、22日には同意を得たと発表した。ブルームバーグのデータによるとSBG債のうち336億6800万ドル相当に対して、携帯子会社ソフトバンクが連帯保証を付与している。ソフトバンク上場には親会社SBGからの独立性が問われたため、この同意で上場が一歩進んだ。

  同時にSBG債のソフトバンクの連帯保証がなくなった。従来ソフトバンクの連帯保証を外すには、SBG債が投資適格級の格付けを取得することが必要だった。今回の同意でこの格付け取得なしに連帯保証が外れた。さらに上場するソフトバンクは独立性が高まり、SBGに入る資金が減るリスクもあり、CDS急上昇に現れた。

  朝日ライフアセットマネジメントの中谷吉宏シニアファンドマネジャーは今回の条件変更で「子会社上場の確度がより高くなる」と指摘。同時に子会社上場なら親会社が受け取れるキャッシュフローが減る懸念があることから「クレジット的に特に国内債券にはネガティブだ」との見方を示した。

ソフトバンクCDSが約2年ぶり高水準
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