ムニューシン米財務長官、中国との貿易巡る合意を慎重に「期待」

更新日時
  • 財務長官は「FOXニュース・サンデー」のインタビューで発言
  • 中国と「極めて生産的な会話を行っている」-ムニューシン長官

ムニューシン米財務長官は、 トランプ米大統領が命じた500億ドル(約5兆2400億円)以上の中国製品への関税を賦課しなくても済むよう、米国と中国が合意に達することは可能との楽観的な見方を示した。

ムニューシン長官

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  ムニューシン長官は25日にテレビ番組「FOXニュース・サンデー」で、中国との協議について「極めて生産的な会話を行っている」と述べ、 「慎重ながらも私は合意に達することを期待している」語った。

  トランプ大統領は22日、米国が戦略的とみなす技術を保護するため、中国企業に対する新たな対米投資制限の提案を60日以内にまとめるようムニューシン長官に指示した。また、米国の対中貿易赤字を1000億ドル削減したい考えも表明している。

  ムニューシン長官は米中両国がある程度の貿易赤字削減で合意していると述べ、「中国が市場を開放し関税を引き下げ、強制的な技術移転を停止するための公正な貿易とは何かについて、われわれは合意をまとめられるか見極めようとしている」と説明した。

  トランプ米大統領が今月命じた鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税に対抗し、中国は米国製品30億ドル(約3100億円)への関税を発表した。その後、ホワイトハウスは欧州連合(EU)などの国・地域を関税の適用除外とし、中国を標的にする姿勢を鮮明にした。ただ、中国政府の対応はこれまでのところ慎重なものとアナリストらは受け止めているが、追加措置が打ち出される可能性もある。

  ムニューシン長官は「大統領が署名できるような受け入れ可能な合意でない限り」米国は関税発動を進めると述べ、「貿易戦争を恐れはしないが、それがわれわれの目的ではない」と強調。「取りかかる準備が必要なのは交渉だ」との見解を示した。

原題:Mnuchin ‘Hopeful’ Truce Can Be Reached With China on Trade (1)(抜粋)

(ムニューシン長官発言を追加して更新します.)
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