Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が大幅続落、ダウ平均は11月以来の安値

更新日時
  • S&P500は週足2年余りで最大の下げ、貿易戦争と金利上昇を警戒
  • 米国債は続伸、10年債小高い-利回り曲線スティープ化
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米株式相場は大幅続落。貿易戦争と金利の上昇が世界経済の伸びを抑制するとの懸念を背景に、S&P500種株価指数は今週、ここ2年余りで最大の下げとなった。米国債は続伸し、イールドカーブ(利回り曲線)がスティープ化した。

  • 米国株は大幅続落、ダウ平均425ドル下げ-11月以来の安値に
  • 米国債は続伸、10年債小高い-利回り曲線スティープ化
  • NY原油は反発、トランプ大統領がタカ派のボルトン氏起用
  • NY金は続伸、週間はほぼ2年ぶり大幅高-貿易戦争への懸念

  3Mからゴールドマン・サックス・グループまでと幅広く売られ、ダウ工業株30種平均は11月以来の安値となった。S&P500種は遅い時間に下げが加速し、2月上旬以来の安値に沈んだ。

  S&P500種は前日比2.1%下げて2588.26。週間ベースでは5.8%安。ダウ工業株30種平均は424.69ドル(1.8%)安の23533.20ドル。ナスダック総合株価指数は2.4%安。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.81%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。週間では昨年7月以来の大幅高となった。トランプ米大統領が大統領補佐官(国家安全保障担当)に強硬派のジョン・ボルトン氏を起用すると発表したことから、対イラン制裁が再び導入されるとの観測が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比1.58ドル(2.5%)高の1バレル=65.88ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.54ドル上げて70.45ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。週間ではほぼ2年ぶりの大幅高となった。経済的および地政学的な緊張が高まる中、逃避先資産としての金買いが活発になった。米中の通商問題が貿易戦争に発展し、世界成長が鈍化するとの警戒が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比1.7%高の1オンス=1355.70ドルで終了した。週間では3.3%高と、2016年4月以来の大幅上昇。

  今週は貿易戦争が間近だとの不安や、フェイスブックの個人情報流出危機を受けたハイテク株売り、欧州の成長減速を示す指標などが重なり、世界的に高リスク資産にとって厳しい1週間となった。ハイテク銘柄の比重が高いナスダック100種株価指数は今週7.3%下落し、15年8月以来の大幅安。米金融当局が年内に追加利上げを行う路線をあらためて確認したことで、トレーダーは成長減速の可能性に身構えていた。

  米国債は午後に狭い値幅で推移したが、引け間際では米国株の下げ拡大が支えとなった。

原題:Stocks Tumble in Biggest Weekly Decline Since 2016: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Mixed as Curve Steepens; Late Equities Slide Supports(抜粋)
Oil Jumps as Trump’s Hawkish Appointment Trips ‘Bolton Premium’(抜粋)
Gold’s ‘Good Week’ Gets Better as Trade War Ignites Haven Demand(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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