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米アトランタ、ダラス両連銀総裁:今年あと2回の利上げを予想

更新日時
  • 両総裁は共に、柔軟に対応し見解を変えることもあり得るとも指摘
  • ミネアポリス連銀総裁は世界貿易戦争への懸念を表明

2人の米連銀総裁が23日、年内あと2回の利上げを支持する考えを表明した。ただ、見通しが異なる政策アプロ-チを正当化する場合には、見解をシフトすることもあり得るとの見解も示した。

Raphael Bostic

ボスティック総裁

satuei :Christopher Dilts / Bloomberg

  アトランタ連銀のボスティック総裁はテネシー州ノックスビルでの講演後、記者団に対し「私の予想は、今年3回の利上げだ」とした上で、「経済がわれわれのモデルでの予想以上に加速すれば、4回が賢明となる可能性もある。予想ほど加速しなければ、2回が堅実かもしれない」と述べた。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

  ダラス連銀のカプラン総裁も同日、テキサス州オースティンで記者団に「今年3回の利上げが引き続き私の基本シナリオだ。私はまた、柔軟に対応するとも言ってきた。自分の考えが修正されることはもちろんあり得る」と語った。

  ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はニューヨークで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長と前任者のイエレン前議長との継続性を示す上で今週の利上げを支持するとの考えを示したが、経済指標は現時点での利上げを正当化しているとは思わないとも指摘した。

  トランプ米大統領が中国製品に対する関税措置を発表したのを受けて貿易戦争への懸念が高まり、米国株は今週、大きく下落した。

  カプラン総裁は開かれた世界貿易は米国の利益にかなうと述べた上で、事態がエスカレートするリスクは重く見ていない姿勢を示した。「あと数イニングの攻防が行われ、こうした措置が交渉戦術なのか、それとも持続的な政策なのかが最終的に判明するだろう」と語った。カシュカリ総裁は「貿易戦争が起きて世界の信頼感に大きなショックが加えられれば、株式市場だけではなく」債券利回りや他の金融市場の商品にも影響が表れると思うと述べた。
  

原題:Bostic, Kaplan See Two More 2018 Fed Rate Hikes If Outlook Holds(抜粋)

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