コンテンツにスキップする

パウエル議長:ドット・プロット懐疑論揺るがず-深読み回避を促す

  • かねて重要性否定の議長、就任後初の記者会見でも重ねて否定的見解
  • 投資家はドット・プロットとその政策的含意に引き続き強い関心

米連邦準備制度理事会(FRB)の理事当時からドット・プロット(金利予測分布図)の重要性に否定的だったパウエル氏は、議長になってもそうした立場に変わりがないことを示して見せた。

  就任後初の記者会見に臨んだパウエル議長は21日、2020年の金利予測の分布図について、当局者には「そんな先まで将来を予想する能力はない」と述べ、深読みすることのないよう投資家に促した。

  パウエル議長はさらに、連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の金利予測の背景になる経済予測を巡っても、個々の当局者の見通しであってFOMCとしてのコンセンサス予想ではないとして、同様に重要性を否定した。

  JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏はパウエル議長について、ドット・プロットを「重要視しない姿勢なのは明確だ」と指摘。ただ、パウエル議長のこうした発言にもかかわらず、ドット・プロットとその政策的含意に投資家は引き続き強い関心を抱いていると語った。

The Fed's New Dot Plot

  パウエル氏はFRB理事を務めていた2016年2月、ニューヨークで開かれた金融フォーラムで、ドット・プロットが投資家の助けになることを認めつつも、その不備に言及していた。

  具体的には、各金利予測がどの当局者のものか示されておらず、個々の経済予測とも結び付けられていないため、経済の動きに当局者がどう反応するか、「FOMCの反応関数を特定する容易な道筋はない」としていた。

  また、ドット・チャートではFOMC投票権メンバーとそれ以外の当局者の予測が区分されていない上、時間の経過に伴う経済見通しの変化によって陳腐化したものと映る点を問題視していた。

Looking Up, For Now

Fed officials raise their projections for GDP growth this and next year, while keeping longer-term forecast unchanged

Source: Federal Reserve Board, Summary of Economic Projections

Note: Real GDP growth projections are percent changes from the fourth quarter of the previous year to the fourth quarter of the year indicated

原題:Powell Disses Dots Again as He Stresses Limit of Fed’s Knowledge(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE