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【個別銘柄】中国関連安い、格下げダイセル急落、「QBハウス」上場

更新日時
  • 米国と中国が関税賦課合戦、コマツやSMCは悪影響警戒で大幅安
  • ダイセルはSMBC日興が来期減益予想に変更、投資判断を弱気に

23日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  中国関連銘柄:コマツ(6301)が前日比6.3%安の3472円、SMC(6273)が8.4%安の4万1460円など。米国のトランプ大統領は22日、少なくとも500億ドル(約5兆2800億円)相当の中国製品への関税賦課を命じる大統領令に署名した。航空宇宙、情報・通信技術、機械などの輸入に対し25%の関税を課す。一方、中国は23日、米国からの鉄鋼や豚肉などの輸入品30億ドル(約3100億円)相当に相互関税を課す計画を発表。米中通商摩擦が深刻化した場合、中国でビジネス展開する企業の業績に悪影響が及ぶとみられた。

  ダイセル(4202):9.5%安の1105円。SMBC日興証券は投資判断を「2(中立)」から「3(アンダーパフォーム)」に下げた。たばこフィルター用トウのドル建て価格軟化、エアバッグ用インフレータのタカタ向け応援出荷の減少に加え、為替前提の変更で19年3月期、20年3月期も減益基調が続くとみる。為替を1ドル=110円から105円に見直し、18年3月期の営業利益予想を610億円から595億円(会社計画は前期比9%減の585億円)、来期を640億円から540億円、再来期を625億円から520億円に減額した。

  ニトリホールディングス(9843):2.7%安の1万8385円。3月度の既存店売上高は前年同月比3.7%減だった。自社開発マットレスやキッチン用品などが堅調に推移したものの、祝日が1日少なかったことが響いた。前年水準割れは2カ月連続。

  アダストリア(2685):6.4%安の2214円。米アパレル市場の厳しい環境を踏まえた減損損失や香港・中国での事業整理損などを計上し、18年2月期の純利益速報値は8億円と発表。従来計画の44億円からは82%下振れた。配当予想も75円から50円に減額。ゴールドマン・サックス証券は、投資して間もない事業の収益見通し悪化と減配はややサプライズとした。

  津田駒工業(6217):10%安の217円。同社織機の布巻張力コントロール部品に使用されているライニング素材について、一部で国内外の規制値を超すアスベスト(白石綿)を含有する素材の使用が判明。15日出荷分から該当部品の使用を取りやめ、アスベスト含有ゼロの代替品の使用に切り替えている。業績への影響を懸念する売りが膨らんだ。

  東亜建設工業(1885):13%高の2414円。18年3月期の純利益計画を8億円から17億5000万円に上方修正した。海外受注高が想定を下回り、売上高は従来計画から9.2%下振れるが、工事採算や為替差損発生額の改善が寄与する。期末配当を1株10円から20円に増額。

  浜松ホトニクス(6965):4.6%安の3980円。昨年11月から実施していた発行済み株式総数の1.9%に当たる300万株、金額で100億円を上限にした自社株買いを終了した。20日までの累計取得自社株数は251万8400株、99億9977万円。株式需給の好転期待が薄れた。

  日本ケミコン(6997):4.9%安の2434円。欧州でのアルミ電解コンデンサー、タンタル電解コンデンサーの販売を巡り、欧州委員会が日ケミコンに対し欧州競争法違反と断定、約128億円の制裁金を課すと決定した。18年3月期に特別損失を計上する予定。

  船井電機(6839):6.1%安の744円。未定としていた18年3月期末の配当を無配にする。前期実績は1株当たり10円。減損損失の計上で今期も連続純損失を見込んでいるため。

  じげん(3679):9.4%安の965円。海外投資家層の拡大を見込み、平尾丈社長が保有する1843万3400株を海外市場で売り出す。売出価格は979円。当面の株式需給の悪化が嫌気された。同社は求人、不動産などの情報を一括検索できるサイトを運営。

  日本コークス工業(3315):2.8%高の110円。18年3月期末の配当を1株2円から3円に増やす。前期実績は2円。また、23日午前の立会外取引で607万500株、金額で6億4954万円の自社株買いを実施した。22日に発行済み株式総数の2.15%に当たる650万株を上限とした自社株買いを表明していた。

  石井表記(6336):20%安の1205円。19年1月期の営業利益は前期比22%減の9億9000万円と計画した。自動車向け印刷製品の生産減少に加え、インクジェットコーター(塗布装置)の大型化に伴い、製造コストの上昇を見込む。同社はプリント基板製造装置メーカー。

  キュービーネットホールディングス(6571):23日に東証1部へ新規上場し、初値は公開価格の2250円に対し6%安の2115円だった。ヘアカット専門店「QB HOUSE」を運営するキュービーネットをはじめとしたグループ会社の経営管理を行う持株会社。18年6月期の営業利益計画は前期比14%増の17億1400万円。終値は2225円。

  ファイバーゲート(9450):23日にマザーズへ新規上場し、公開価格の1050円に対し2.3倍の2415円買い気配のまま終了。集合住宅や商業施設などでWiーFiサービスを提供、観光地などでのフリースポットの構築・運用「Wi-FiNex」のほか、訪日外国人専用サービス「SHINOBI Wi-Fi」も展開する。18年6月期の営業利益計画は前期比12%増の4億200万円。

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