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ANAHD:傘下の格安航空会社2社を統合へ、19年度末めどに

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ANAホールディングス(HD)は22日、コストを削減し運営の効率化を進めるため、グループ傘下の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションとバニラ・エアを2019年度末をメドに統合すると発表した。実現すれば現在、国内LCCで首位のジェットスター・ジャパンを抜き最大手となる

  ANAHDの発表によると18年度下期に統合作業を開始し、徐々にピーチに事業を移管する予定。20年には50機超の航空機で国内外50路線以上に規模を拡大することを目指す。20年度に売上高1500億円、営業利益150億円にすることも目標に掲げている。

  ANAHDはピーチの第2位株主(出資比率17.9%)のファーストイースタンアビエーションホールディングスから持ち分10.9%を113億円で取得し、出資比率を現在の67%から77.9%に引き上げることも発表した。

  ANAHDが2月に発表した22年度までの中期経営計画で、ピーチとバニラの連携を強化し国際線事業で東南アジアなどを視野に中距離路線の進出を本格化する方針を示していた。ANAHDの片野坂真哉社長は22日に都内で会見し、アジアでのLCC各社の競争環境は「極めて厳しい状況」とし、中距離路線を展開するためには「規模が必要」との考えを示した。また、両社が運航する路線に重複が少ないことから、統合のメリットは大きいと話した。

  11年に設立されたピーチは関西空港を拠点に現在は国内15路線、国際14路線を運航。ANAHDが17年4月に連結子会社化した。羽田空港に発着枠を持っていることが強みとなっている。バニラは前身となる会社が11年にマレーシアのエア・アジアとの合弁会社として設立され、13年にANAHDが100%出資する形で社名をバニラに変更した。成田空港を拠点に国内6路線、国際7路線を運航している。両社の17年3月期の売上高を合わせると756億円だった。

(4段落以降に会見での発言や背景などを追加します.)
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