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グロース氏:FOMCの利上げ回数予測、「行き過ぎの公算大」

  • 金利が2%を上回れば米経済が不安定化する恐れ
  • 米10年物国債利回りは年内3%前後で推移と予想

米連邦公開市場委員会(FOMC)をうのみにするな。ジャナス・ヘンダーソン・グループの著名債券投資家ビル・グロース氏は22日公表の投資見通しでこうした考えを示した。

  ジャナス・ヘンダーソン・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドで22億ドル(約2300億円)相当を運用するグロース氏は、「3月から年末までに3、4回とされる米利上げ回数の予測は行き過ぎである公算が大きい」と指摘。「米国内外でレバレッジがあまりにも高くなり過ぎ、2%のインフレ環境で同率を上回るフェデラルファンド(FF)金利水準には耐えられない」と説明した。

  金利が2%を上回れば米経済が不安定化し、新興国市場が成長鈍化に見舞われるリスクがあるほか、欧州中央銀行(ECB)など他の先進国・地域の中央銀行に拙速な利上げを促す事態を招きかねないと、グロース氏はみている。

  また、グロース氏は米10年物国債利回りについて、2018年の大半の期間にわたり3%前後で推移すると予想。1月に同利回りが2.5%を超えた時には、35年続いた債券強気相場が終わったと宣言していた。

  金利上昇時に損失を免れるよう設計されたグロース氏のアンコンストレインド・ファンドのリターンは、年初から今月20日まででプラス0.16%。過去3年間の年平均リターンはプラス2.4%と、ブルームバーグが調査対象とする同種ファンドの55%をアウトパフォームしていた。
    

原題:Bill Gross Calls Fed’s Projected Rate Hikes ‘Likely Exaggerated’(抜粋)

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