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米2年債上昇、利回りは4bp低下-金融当局の政策金利見通し受け

  • 21日の米2年債利回り低下は今年2番目の大きさ
  • 大半は単なるショートスクイーズにすぎないとの見方も

少なくともこの日は、世界最大の債券市場で短期国債に最も注目が集まった。

  過去27週間のうち24週で値下がりしていた2年物の米国債相場は21日に上昇し、利回りの低下は約4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、株式相場が急落して債券への逃避需要が高まった2月5日に次いで今年2番目の大きさとなった。米金融政策当局者が見込む今年の利上げ回数が3回にとどまったことで、よりタカ派的な内容を見込んでポジションを取っていたトレーダーの失望を誘った。
          

A Well-Earned Breather

  ただ、短期債の下げを見込んだ取引がここ数日増えていたことから、21日の動きの大半は単なるショートスクイーズにすぎないということもあり得る。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめ金融当局者が経済の先行きに自信を深めた場合、向こう数カ月に「ドット・プロット」を微調整し2018年のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の見通しの中央値を押し上げる可能性がある。金融当局者は21日、予想通り0.25ポイントの利上げを決定した。   

  アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャールズ・リプリー氏は「18年の『ドット』には上向きの動きが欠けており、タカ派的な内容を期待していた投資家は納得いかない」と述べた上で、「4回目の利上げが当局の金融政策見通しに表れてくる6月の連邦公開市場委員会(FOMC)まで、時間稼ぎをする可能性が高い」と語った。
       
  リセッション(景気後退)の終了からほぼ9年が経過し、貿易を巡る緊張が世界の成長を脅かす恐れがある中、債券トレーダーが今後数年間の米金融当局の楽観的な見方に賭けるよりも、2年債利回りを08年以来の高水準の2.3%付近に保つことを選んでもさほど不思議なことではない。
       

カンバーランド・アドバイザーズのアイゼンバイス氏、米国の金融政策と経済について語った。

(出所:Bloomberg)

原題:Bond Traders See Value in 2-Year Treasury as Fed Looks to Future(抜粋)

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