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ソフトバンク、携帯子会社上場へ前進

  • 2015年外債の発行総額の過半数、約81%の保有者から同意を得た
  • 銀行応じればすべての解除ができる条件が整うと野村証の魚本氏
A customer looks at an Apple Inc. iPhone 8 at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.

A customer looks at an Apple Inc. iPhone 8 at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
A customer looks at an Apple Inc. iPhone 8 at a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

ソフトバンクグループ(SBG)が準備している携帯子会社ソフトバンクの新規株式公開(IPO)計画が一歩前進した。課題だった親会社外債の子会社保証を外す条件緩和で同意を得た。

  SBGは22日、2015年発行の外債で総額の過半数に当たる約81%の保有者からエクスチェンジ・オファー(交換募集)の同意を得たと発表した。この同意があれば子会社保証の解除条件を緩和できるとムーディーズ・インベスターズ・サービスはみていた。子会社上場に際して独立性の観点からSBGはこの解除が求められる可能性がある、とS&Pグローバル・レーティングや日本格付研究所が指摘していた。

  国内債保証解除については、銀行借り入れへの保証が解除されれば可能になると大和証券は指摘している。SBGは子会社上場へ進みつつあるが、同時にムーディーズで「Ba1」、S&Pで「BB+」と投機的等級の国内債は子会社保証が外れる可能性がある。外債でも交換募集の対象外銘柄の価格は下がり、25年償還のユーロ建て債は7日の交換募集発表から一時3.6ユーロ下落、22日でも2.4ユーロ値下がりした。

  野村証券の魚本敏弘チーフクレジットストラテジストは、銀行が保証解除に応じればすべての債券の保証解除ができる条件が整うとして、株式上場の可能性が「高まった」と指摘。保証解除の場合は一部投資家が「信用力が一時的に落ちると評価する可能性がある」との見方を示した。同時にSBGには巨額の保有株の十分な含み益があり困ったら売却もできるとして、信用力上の懸念は大きくないとの見方を示した。

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