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英首相、元ロシア情報員暗殺未遂の機密情報を同盟国と共有へ-関係者

  • 襲撃事件で使用された神経剤の種類を英当局は正確に把握
  • 首相はロシアの脅威についてEU首脳会議で厳しい警告を発する予定

メイ英首相は、元ロシア情報員のセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんが英国で襲撃された暗殺未遂事件に関連し、主要同盟国と機密情報を共有する方針だ。ロシア外交官の国外退去処分を求める欧州各国への働き掛けの一環という。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  英イングランド南部ソールズベリーで起きた神経剤による襲撃事件の報復として、メイ首相はロシア外交官23人の追放処分を先週発表した。安全保障上の問題であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、首相は他の諸国が英国に倣ってロシアを非難し、同国工作員への対抗措置を講じるよう望んでいる。

  英高官は記者団に対し、メイ首相が欧州連合(EU)首脳会議の22日の夕食会で、ロシアのプーチン政権が欧州全体にもたらす脅威について厳しい警告を発することになると述べた。英国の捜査当局は「ノビチョク」と呼ばれる軍用神経剤のどの種類が襲撃事件で使用されたかや、ロシアのどこで製造されたかを正確に把握しているという。

  ユーラシア・グループの欧州アナリスト、ムシュタバ・ラーマン氏は「スクリパリ事件は、EU離脱を選択した後の英国にとって外交政策の最初の大きな試練になりつつある。EU外相理事会が今週出した弱い声明は、離脱選択後の英国のEU内での影響力の限界をうかがわせる」と指摘した。

Theresa May Visits The Scene Of The Salisbury Spy Poisoning

元ロシア情報員の暗殺未遂事件が起きた英イングランド南部ソールズベリーを訪れたメイ首相

フォトグラファー:Toby Melville - WPA Pool / Getty Images

原題:May Is Said to Tell Allies to Beware Russia, Expel Putin’s Spies(抜粋)

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