コンテンツにスキップする

独バイエル:米モンサント買収、EUの承認得る-事業売却に応じる

  • 種子事業の売却通じて独BASFの競争力を支えることを受け入れ
  • モンサント買収実現にはまだ米国とロシアから承認を得る必要がある

ドイツの製薬会社バイエルは、660億ドル(約7兆円)規模の米モンサント買収計画で欧州連合(EU)から認可を取得し、買収実現に向けた大きなハードルの1つをクリアした。バイエルは野菜種子と農薬、農業のデジタルテクノロジーに関連する事業を売却することで、独BASFの競争力を支えることを受け入れた。

  EUによれば、買収案件の買い手、売り手の双方は種子事業売買を巡り、存在感を大きく高めるバイエルに対しBASFが重要な競争相手になれるという「さらなる証拠を示す必要」がある。EUはバイエルの野菜種子事業を買い取る企業名には触れなかった。バイエルは先にBASFが同事業を買収すべきだとの認識を示していた。

欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)

ブルームバーグ

  EUの行政執行機関、欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は「農家が手頃な価格でさまざまな種子や農薬を選択できるようにするためには競争が必要だ」と述べ、業界における世界的企業の数を同一に保つことで、買収案件における買い手、売り手の両社が譲歩し競争法上の懸念は「十分」に和らげられたと説明した。

  バイエルのモンサント買収実現にはまだ、米国とロシアの監督当局の承認を得る必要がある。

原題:Bayer Clears EU Hurdle for Monsanto Deal With Sale to BASF (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE