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米下院、包括的歳出法案を公表-今週末の政府閉鎖回避へ一歩前進

更新日時
  • フェンス建設など国境警備やインフラ、軍事予算を増やす
  • 下院は22日にも法案採決の可能性-現行暫定予算は23日に失効

米議会は今週末の政府機関閉鎖の回避へと一歩前進した。下院は21日、総額1兆3000億ドル(約138兆円)の包括的歳出法案を公表。国境警備とインフラ、軍事予算を増やし、共和、民主両党議員へのアピールを狙った内容となっている。

  法案にはフェンス建設費など国境警備予算16億ドルが含まれているが、トランプ大統領がメキシコとの壁建設費用として求めていた250億ドルを大きく下回る。このほか、銃購入時の身元確認に用いるデータベースへのより厳格な報告を連邦省庁に義務付ける条項や、インフラプロジェクト予算210億ドルとオピオイド乱用対策の追加予算40億ドルも盛り込まれた。

  下院は包括的歳出法案を22日にも採決する可能性があるが、ずれ込みも想定される。続いて上院で採決が行われる見通し。現行の暫定予算は23日に失効する。上下両院のいずれかで採決が遅れれば、議会は政府機関閉鎖を回避するために再度暫定予算案を可決する必要がある。

  ライアン下院議長は21日午後、ホワイトハウスを訪れ、包括的歳出法案の要旨をトランプ大統領に提示した。マコネル共和党上院院内総務も会談に加わり、ペンス副大統領は電話で参加した。

  ライアン下院議長のオフィスとホワイトハウスは会談後、大統領と2人の議会指導者が会合で同法案を支持していると語ったことを明らかにした。

  ライアン下院議長は21日早くに共和、民主両党の議会指導者らと協議した後、「われわれは非常に良い状況にあると感じている」と述べた。民主党のシューマー上院院内総務とペロシ下院院内総務も同様の見解を示した。ペロシ氏は、「わが党のメンバーが気持ち良く支持できる案を提示できるだろう」と語った。

  ライアン議長とマコネル院内総務は、一部の共和党保守派が一部条項に加え、予算拡大に反対しているため、法案可決のために民主党議員に頼らざるを得なくなる見通し。

原題:Spending Bill Unveiled in Congress as Shutdown Deadline Looms(抜粋)

(下院の法案公表などを追加して更新します.)
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