【NY外為】ドル下落、FOMCは利上げ決定も今年の予想を維持

更新日時

21日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨全てに対して下落。ブルームバーグのドル指数は2カ月で最大の下げとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場の予想通り利上げを決定したが、年内の利上げ回数については3回との従来予想を据え置き、ここ数日に市場で広がっていた見方よりもタカ派の度合いがやや小さかった。

  FOMCはこの日、0.25ポイントの利上げを決定。FOMC参加者は、2019-20年の金利軌道予想の傾斜を強めた。一方で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、さらなる漸進的な利上げが責務達成に向けた最善の方法だと指摘した。

  ニューヨーク時間午後4時52分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.9%下落。一時1%安と、1月24日以来で最大の下げとなった。ドルは対円では0.5%下落の1ドル=106円03銭。対ユーロでは0.8%下げて1ユーロ=1.2343ドル。

  FOMC声明の発表直後は、19年の利上げ回数増加見通しと年内の利上げ予想据え置きを市場が消化しようとする中、ドルは不安定な動きを見せた。金利予測図(ドット・プロット)によれば、18年に3回以上の利上げを予想する参加者の数は15人中13人。昨年12月は16人中10人だった。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間も軟調だった。パウエルFRB議長が市場の予想ほどタカ派寄りの姿勢を示さないとの観測から、利益確定売りが広がった。

原題:Dollar Drops Most in 2 Months as Fed Hikes, Raises 2019-20 Path(抜粋)
Dollar Extends Slide as Traders Question Hawkish-Powell Odds

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE