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幸福度1位のフィンランドが金融規制のプロ急募、給与以外の魅力訴え

Pedestrians are seen in a shopping street in central Helsinki, Finland.

Pedestrians are seen in a shopping street in central Helsinki, Finland.

Photographer: Ville Mannikko/Bloomberg

Pedestrians are seen in a shopping street in central Helsinki, Finland.

Photographer: Ville Mannikko/Bloomberg

システム上重要なグローバル金融企業が今年国内に移転してくることに備え、フィンランドの金融当局は銀行規制に精通したプロ30人程度を急募している。

  フィンランド金融監督局(FSA)は、報酬面では民間銀行に太刀打ちできないと認識している。だが、2018年版の世界幸福度ランキングで1位に輝いたフィンランドの首都ヘルシンキが拠点であることから、報酬の高さ以外の理由で応募してくる人もいると期待している。

  トゥオミネンFSA長官はインタビューで、30人もの金融のプロをヘルシンキに引き付けるのは「容易ではないだろう」と指摘。「お金で従業員を買うことはしない。フィンランドの公共部門にしてみれば良い給与水準だが、当然ながら民間の水準ほどは払えない」と話した。

  北欧最大の金融複合企業であるノルデア銀行は、本社をヘルシンキに移転する計画で株主の承認を得たばかりだ。金融安定理事会(FSB)が「大き過ぎてつぶせない銀行」の一つと見なす同行はこれまでに、現在本拠のあるスウェーデンは規制環境が好ましくないと指摘し、将来的に欧州の「銀行同盟」の中にいた方が良いだろうとの見方を示していた。

  ノルデアの本社所在地がこれまでスウェーデンだったため、フィンランドFSAは今回の採用活動をスウェーデン中心に行っているとトゥオミネン氏は語った。ただ、他の北欧諸国やドイツ、中欧諸国でも活動を展開するとしている。

  同氏は、新たに採用したスタッフが秋口までに配属されることを希望すると述べた。ノルデアの本社移転は10月の予定。

原題:The World’s Happiest Place Wants to Hire the Best Finance Brains(抜粋)

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