【米国株・国債・商品】株が上昇、エネルギー株高い-国債は下げ

更新日時
  • ハイテク株は引き続き軟調、米国債は長期債中心に下落
  • FOMCの声明発表を翌日に控え警戒感が高まる

20日の米株式相場は反発。エネルギー関連株が特に上昇し、ハイテク株の軟調や世界貿易への障壁が増えることへの警戒感を振り払った。米国債市場では、投資家の利上げに対する警戒感を背景に指標銘柄の利回りが上昇した。

  • 米国株は上昇、エネルギー関連が高い-ハイテク株軟調は続く
  • 米国債は続落、長期債中心に-10年債利回りは2.90%に
  • NY原油は反発、3週間ぶり高値-供給過多の解消は予想より早いとの見方
  • NY金は反落、米利上げを警戒-ETF保有量は5年ぶり高水準

  ニューヨーク原油先物の上昇を受け、ヘスやマラソン・ペトロリアムなどエネルギー銘柄が買われた。一方、政治広告会社ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックのユーザー個人情報を本人の同意なしに保持していたとの報道はこの日もハイテク株を圧迫。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2716.94。ダウ工業株30種平均は116.36ドル(0.5%)上げて24727.27ドル、ナスダック総合株価指数は0.3%高。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.90%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。3週間ぶりの高値となった。石油輸出国機構(OPEC)率いる主要産油国が世界的な供給過多の解消に向けた取り組みの成果について、従来予想よりも早期に表れるとの見通しを示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.34ドル(2.2%)高の1バレル=63.40ドルで終了。これは2月26日以来の高値水準。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.37ドル上げて67.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。金連動型上場投資信託(ETF)の保有量はほぼ5年ぶりの高水準となったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)があすの会合後に公表する政策金利のガイダンスで将来の想定利上げ回数を従来より増やす可能性を巡り警戒が広がり、金に逃避する動きが後退したとアナリストは指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.4%安の1オンス=1311.90ドルで終了した。

  今週のハイテク売りを踏まえ、また米金融当局の政策判断を翌日に控えて、投資家が強気を取り戻しにくい展開となった。

  アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は20日に閉幕。ムニューシン米財務長官に新しい金属関税を含む保護貿易主義的な措置の撤回を説得させる取り組みはほとんど成果が得られなかった。
  
原題:Stocks Shake Tech Woes to Close Up; Yields Climb: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Sell Off, Led by Long End Ahead of AB InBev Pricing(抜粋)
Oil Pops to Three-Week High as Glut Shrinks Faster Than Expected(抜粋)
Gold Buyers Brave Fed Hike as Holdings Rise to 2013 High (2)(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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