イタリア再選挙の判断、大統領は7月まで待つ用意-政府高官

  • 4日の総選挙を戦った主要政党の指導者らに冷静になる時間を与える
  • イタリアの上下両院は、議長選出のために23日に再招集される

イタリアのマッタレッラ大統領は、4日の総選挙を熾烈(しれつ)に戦った主要政党の指導者らが冷静になることを促し、絶対多数政党不在の状況を打開するため、7月まで時間を与える用意がある。

  政府高官の1人が明らかにしたところでは、連立交渉の結果、議会で安定多数を確保する勢力がまとまらなければ、マッタレッラ大統領は秋に向けて再選挙実施の方向に動く可能性がある。同高官は、政権の発足を期待していると語った。

イタリアのマッタレッラ大統領

写真家:Jussi Nukari / AFP via Getty Images

  反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」のディマイオ党首と、反移民の立場を取る右派政党「同盟」(旧北部同盟)のサルビーニ書記長が、政権樹立に名乗りを上げているが、議席はいずれも過半数に届いていない。

  イタリアの上下両院は、議長選出のために23日に再招集される。政府高官によれば、大統領は秋の時点で2019年予算が確実に可決されることを強く望んでおり、議会採決が行われない場合には、財政への悪影響を避けるため、その時点での再選挙は避ける意向という。

ルイジ・ディマイオ氏

フォトグラファー:Alessia Pierdomenico / Bloomberg

原題:Italy President Is Said to Allow Months for Coalition Talks (1)(抜粋)


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