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ゴールドマン:リターン急低下を警告-ボラティリティーや相関で

  • 債券と株式の相関は伝統的な分散投資のポートフォリオに打撃
  • 債券よりは株式買いを勧める、しかし慎重にとライト氏

米国債弱気派は冬眠し2月の株売りは終息したかもしれないが、総合的な投資リターンは低下すると、ゴールドマン・サックス・グループが警告する。ボラティリティーの高まりが株式投資の利益を抑えるとともに、債券がヘッジ資産としての能力を失うとストラテジストらが分析した。

  「リスク調整後リターンの低下は急速に顕在化した。特に低ボラティリティー環境の終わりと株式・債券の相関が理由だ」と、 イアン・ライト氏らストラテジストが16日のリポートに記述した。

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  金利上昇から成長低下まで、リスクは増えている。先進市場で伝統的な株式・債券の分散に頼るポートフォリオは、両資産クラスの逆相関が崩れ同時に下落するようになった今、最も脆弱(ぜいじゃく)だ。

  こうしたポートフォリオの指標となるDFAグローバル・アロケーション60/40ポートフォリオが変化を示唆している。昨年は株式と債券の相関の弱さや株価上昇トレンドで30日間のボラティリティーが過去最低の2.5%となった。現在は11.6%と金融危機後の平均の9%を上回る。

  ゴールドマンはクレジットスプレッドが既に大幅にタイト化していることを指摘し、債券よりも株式を推奨。しかし企業利益が期待外れとなるリスクもあることから株式についても慎重さが必要だと説いている。

  リポートは「成長が堅調な限り、リスク資産投資を続け、株式の『押し目買い』を勧める」としながらも、「金利や成長懸念が浮上した時に備え」小規模な買いにとどめることを勧めると記述している。

Choppy Conditions

原題:Goldman Warns Returns Are Dropping Fast Amid Volatility Shift(抜粋)

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