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「近いようで遠い」債券弱気相場-グロース氏やダリオ氏は待つ必要も

  • 利回りは7-9月まではブレークアウトしそうにないとアビバ
  • ECBの資産購入に伴う品薄も欧州債の支援要因とコメルツ銀

債券王として知られるビル・グロース氏や資産家のレイ・ダリオ氏、ポール・チューダー・ジョーンズ氏は債券の弱気相場到来を予想するが、実現まで当面待つ必要があるかもしれない。

  米国の10年国債利回りは約4年ぶりの3%突破に向かうように見えたが、今月に入ると停滞。ドイツ国債相場は上昇し、年初来の利回り上昇分の半分が消えた。低調なインフレや貿易戦争を巡る不安の高まりも背景にある。米金融当局による年内3回の利上げは既に織り込み済みだが、欧州中央銀行(ECB)は利上げのタイミングで手掛かりを与えようとしていない。

  アビバ・インベスターズの資金運用担当者チャールズ・ディーベル氏はドイツ国債の利回りについて、「供給とインフレ、ECBの資産購入プログラムといった諸要因が拮抗(きっこう)し、当面はレンジ取引が続くはずだ。グローバル債券市場の利回りは、早くとも7-9月(第3四半期)まではブレークアウトしそうにない」と指摘する。

  コメルツ銀行の金利戦略責任者ミヒャエル・ライスター氏によれば、ECBの資産購入継続の影響で取引可能な国債の浮動比率が抑えられていることも、欧州債の支援要因となっている。

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原題:Bear Market for Bonds Seen by Gross, Dalio So Near, Yet So Far(抜粋)

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