ECB金融刺激の漸進的縮小、市場の期待と見解一致-政策委メンバー

  • インフレが物価安定の目安達成に向けて前進していると自信示す
  • 市場期待が政策委の見解に収れんしているとビルロワドガロー氏

The European Central Bank (ECB) is pictured in Frankfurt.

Photographer: AFP Contributor/AFP
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欧州中央銀行(ECB)政策担当者2人が、世界中から集まった投資家に対し、ユーロ圏の金融刺激策が漸進的に縮小する方向に賭けることは正しいと伝えた。

  ECB政策委員会メンバーであるオランダ中銀のクノット総裁と、フランス銀行(中銀)のビルロワドガロー総裁は18日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開幕に先立ち、力強く裾野の広い経済成長を背景にユーロ圏のインフレが2%を若干下回る物価安定の目安達成に向けて前進していると自信を示した。

  ビルロワドガロー総裁は国際金融協会(IIF)の会議で、「私が言及した経済情勢と市場の期待との間に歓迎すべきある種の一致が表れ、これらの市場の期待が政策委の見解に収れんする様子がうかがえる。政策委内部では現時点で議論はほとんどない」と語った。

  オランダ中銀のクノット総裁も同じ会議で、ユーロ圏の消費者物価見通しが予想期間を通じて「既に極めて安定している」と述べ、「それはインフレ率が今後上向き、われわれの物価安定の目安にある時点で近づくという高度の自信をもたらす」と発言。「われわれが知り得る限り、GDPギャップは昨年末時点で縮小し、拡大領域にしっかり入っているとわれわれは考えている。中期的には若干の不安があるかもしれないが、差し当たり見通しはかなり好ましいといえるだろう」と述べた。

  ECBは2020年のユーロ圏インフレ率が平均1.7%と物価安定の目安に近づくと予測。今年2月は前年同月比1.1%だった。今年の成長率は2.4%と予想している。

原題:ECB Pleased Investor Views on Stimulus Exit Align With Their Own(抜粋)

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