米共和党、減税第2弾で民主党に対抗-クドロー氏も減税支持

  • 共和党、所得税減税の恒久化案の推進に着手
  • 中間選挙を控え、中所得者への減税の是非を民主党に問う形に

2025年に失効する所得税減税の恒久化を狙う米共和党は、当初の見込みを大幅に前倒しして動くことを検討、中間選挙を控え民主党への対抗姿勢を強めている。

  米国家経済会議(NEC)のクドロー次期委員長は今週、減税政策の「第2段階」として所得税減税の恒久化を主張し、共和党の動きに拍車を掛けた。この動きは先月、トランプ大統領が下院歳入委員会のブレイディ委員長との雑談の中で、税率をさらに低くしたいと述べたことがきっかけとなり、機運が生まれた。

  共和党にとって減税の第2弾を成立させるには民主党の支持が必要であり、高いハードルが待ち構える。所得税減税の恒久化法案の年内成立はまだ望みの薄い賭けだが、共和党がこの問題を取り上げれば、民主党に中所得者への減税に反対するのかどうかという踏み絵を迫ることができる。

  スカリス共和党下院院内幹事は15日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、所得税減税について「恒久化を前進させたい」と発言。「最終的には採決に持ち込みたい。民主党議員は全員、減税に反対してきた。この問題での民主党の立場は分からない」と述べた。

  トランプ大統領が成立させた税制改革に関し、民主党は市民を長期的に犠牲にして企業を利するものだと批判してきた。タックス・ファンデーションが上下両院税制合同委員会の数字を基に分析したところによると、所得税減税を恒久化した場合、2026年以降に10年間で1兆5000億ドル(約160兆円)の財源が必要になる。

スカリス共和党下院院内幹事が銃規制と税制改革を語る

Markets: Balance of Power." (Source: Bloomberg)

原題:Backed by Kudlow, GOP Dares Democrats With Phase Two of Tax Cuts(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE