ゴールドマンの英女性賃金、男性より56%低い-ボーナスは72%少ない

  • 上級職は男性がほぼ独占、パートナーの女性比率10-12%程度
  • 英国の平均は18%、英銀HSBCでは59%

米ゴールドマン・サックス・グループが英国で働く女性従業員に支払う賃金は、男性より平均で56%低い。金融業界での男女格差を浮き彫りにする事例がまた増えた。

  ボーナスになると格差は72%と、さらに広がる。ゴールドマンの広報担当者が16日明らかにした。同社を含めた金融機関の報酬男女差は、上級職や高報酬の職種を男性がほぼ独占している現状を浮き彫りにする。ゴールドマンのパートナーに占める女性の割合は10-12%程度にすぎないと、事情に詳しい関係者が非公開の情報だとして匿名を条件に述べた。

  大手金融機関に依然として男女格差が存在していることが分かる。中でもゴールドマンは一部の同業者に比べ、最高幹部に女性の数が少ない。ロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の後を継ぐ最有力候補として今週浮上したデービッド・ソロモン社長は、同社従業員の多様性を高めるため主導的な役割を担ってきた。

  ゴールドマンは15日の従業員向け文書で、将来的には従業員の半分を女性とする目標を打ち出した。手始めに、採用する大卒者の男女比を2021年までに半々とすることを目指すという。全体の男女比を均等にする目標については、時間枠を設けていない。

  ブランクファインCEOとソロモン社長は共同文書で、「女性および多様な人材が当社の最高の地位に昇進できるよう、その機会を用意していく責任がわれわれにある」と表明した。

  ゴールドマンの男女格差は英銀HSBCホールディングよりは小さい。HSBCの女性の賃金は男性より平均で59%少ない。英政府統計局(ONS)によれば、格差の全国平均は約18%。

  ゴールドマンは15日の文書で、役割と成績が同等であれば報酬に男女の格差はないと説明した。

原題:Goldman Pays Female U.K. Staff 56% Less Than Male Colleagues (1)(抜粋)

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