ドイツ銀、ボーナス緊縮がやっと終わる-ほぼノーマルに回帰

  • 2017年ボーナスの原資は全行で22億ユーロ
  • 投資銀行部門に半分強の14億2000万ユーロを配分

ドイツ銀行のボーナスが、ほぼノーマルな状態に戻った。

  ドイツ銀は2017年分ボーナスの原資として22億ユーロ(約2900億円)を割り当てた。同行が16日公表した年次報告書から分かった。ボーナス総額は15年の水準近くに戻った。同年はジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)が報酬削減に着手する前で他行並みの水準だった。

  16年のボーナスは前年から80%減らすという思い切った措置が取られ、優秀な人材が流出した。1年半ほど前に表面化した信頼の危機で失われた市場シェアの回復を図る投資銀行部門の共同責任者、マーカス・シェンク、ガース・リッチー両氏が競争力のある報酬への回帰を主張したと伝えられている。

Back to Normal

Deutsche Bank's' bonus pool as share of total compensation is back to rivals' levels

Sources: companies' annual reports

Note: bonus pool share of banks' total compensation & benefits costs in percent

  投資銀行部門にはボーナス総額の半分強に当たる14億2000万ユーロが配分される。17年の報酬が100万ユーロを超えた行員数は756人と前年の316人から2倍以上に増えた。

  クライアンCEOの総報酬は340万ユーロ。同CEOは先週末の会議で、取締役らは17年のボーナスも受け取らないと発表しており、CEO自身は15年半ばの就任以来、変動報酬は一切受け取っていないことになる。

Cryan's Bitter Reality

John Cryan has earned less than a third of his maximum potential pay since becoming CEO

Source: company reports

Note: chart shows actual vs. maximum possible pay for Cryan 2015-2017

原題:Bonus Drought Over as Deutsche Bank Tries to Keep Best Talent(抜粋)

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