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クドロー氏、トランプ大統領の経済戦士となるか-次期NEC委員長

  • ベアー・スターンズやレーガン政権での経験、自由貿易の提唱者
  • 早々に対中強硬姿勢と減税促進を約束-トランプ氏に波長合わせる

米国家経済会議(NEC)の次期委員長となるラリー・クドロー氏は選任されてから直ちに、トランプ大統領のために臆せず行動する経済戦士となる用意があることをウォール街とワシントンに対し示した。

  クドロー氏は14日、ホワイトハウスの経済司令塔であるNEC委員長に選任された数分後にテレビ番組に出演し、中国に対する厳しい姿勢を見せたほか、減税の新たな段階について約束。トランプ大統領が頻繁に口にするこれら2つのテーマに触れ、自身がNEC委員長に選任された理由を明確にした。

Power Lunch

ラリー・クドロー氏

Pictured: Larry Kudlow, conservative economist and former host of CNBC’s "The Kudlow Report".

  トランプ大統領は15日、クドロー氏のNEC委員長選任をツイッターで表明した。

  大統領は「低い税率や比類ない革新、公正な貿易、労働力のさらなる拡大の主導で、わが国は今後何年も経済・金融面で偉大な成功を遂げる!#MAGA」とツイートした。「#MAGA」は、「米国を再び偉大にしよう」を意味するハッシュタグ。

  米経済専門局CNBCのコメンテーターでエコノミストのクドロー氏は、トランプ氏と同様にタブーを気にしない姿勢を見せている。政府高官の職にこれから就こうとする人物としては珍しく金融当局の政策に疑問を呈したほか、「私だったら王様ドルを買い、金を売るだろう」と投資の推奨さえ行った。

  それでもレーガン政権でアドバイザーを務め、ベアー・スターンズでの勤務経験のあるクドロー氏をNEC委員長に選任したことは、トランプ大統領が関税を推進し世界貿易戦争を引き起こす可能性に金融市場が身構える中で、制限のない国際通商を支持する声が今後も政権内に存在することを示唆している。

  ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済担当責任者、ニール・ダッタ氏は「クドロー氏は成長に向けたチアリーダーだ」とし、「彼は『自由市場資本主義は繁栄への最善の道だ』とよく口にしている。開かれた市場、貿易自由化の強力な提唱者だ。さらに広く言えば、低い税率と規制緩和を支持する経済リバタリアンだ」と述べた。

原題:Kudlow Plunges Into New Role as Trump’s Warrior on U.S. Economy(抜粋)

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