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クレディ・スイスを投資家が提訴-VIX連動ETPを操作と主張

  • 損失回避のために自行の持ち分を清算することで積極的に操作-訴状
  • XIVは専門知識を有する機関投資家向け商品-クレディ・スイス

ボラティリティー指数(VIX)に連動する上場取引型金融商品(ETP)への投資で生じた損失の穴埋めを求める投資家が増える中、2月の株式相場急落で損失を出した1人の投資家がクレディ・スイス・グループを提訴した。

  ラジャン・チャハル氏は14日、クレディ・スイスと同行のティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)、デービッド・マザーズ最高財務責任者(CFO)を相手取りニューヨーク州の連邦地裁に訴状を提出した。同行が「ベロシティシェアーズ・デーリー・インバースVIX短期ETN」(XIV)を操作していたことについて開示を怠ったとチャハル氏は主張。同氏は集団訴訟としての取り扱いを求めている。

  チャハル氏の弁護士は訴状で、「クレディ・スイスは損失回避のため、さまざまな金融商品における自行の持ち分を清算することによって積極的にこのインバースVIXショートETNを操作していた」と指摘。訴状は既に公開された情報を主に引用する一方、訴訟の過程で訴えを補強するさらなる証拠を出すと記している。

  クレディ・スイスは発表文書でこの主張に異議を唱えている。同行は「公開されている目論見書は、正確かつ完全にXIVの投資リスクを開示している。XIVは専門知識を有する機関投資家向けの商品だ」と説明。「クレディ・スイスはXIVの価値に関して投資家の判断を誤らせたり、2018年2月5日のXIV価格急落の原因になるような行為には全く関与しなかった」と述べた。   
  

原題:Credit Suisse Sued by Investor Over Volatility Note That Crashed(抜粋)

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