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きょうの国内市況(3月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小反発、内需上げ午後持ち直す-国内景気堅調、国会正常化も

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  東京株式相場は小反発。米国小売統計の不振や為替の円高、世界的な貿易摩擦への根強い警戒から売り優勢で始まったが、国内景気の堅調が続くほか、空転していた国会が正常化の方向にあり、午後にかけ持ち直した。小売やサービス、情報・通信、不動産など内需株が高い。TDKなど一部電機株も堅調。

  TOPIXの終値は前日比0.39ポイント(0.02%)高の1743.60、日経平均株価は26円66銭(0.1%)安の2万1803円95銭。

  セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、「米国の経済成長に勢いがなくなってきたとの懸念が出てきた。前月もマイナスだった自動車の売り上げ減少は影響を与える部分が大きく深刻、関税引き上げで米国内では自動車が高くなるとの見通しとセットで気持ち悪い話」と指摘。一方、日本の景気回復は進み、企業業績も好調で、「好業績銘柄としてスコープに入る企業が増えている。世界経済堅調の流れを取り込み、IT化で成長性がある半導体、PC関連などはこれからもけん引役として期待される」とも話した。

  東証1部33業種はその他製品、電気・ガス、小売、サービス、不動産、情報・通信、食料品など13業種が上昇。下落は海運、石油・石炭製品、繊維、銀行、保険、陸運など20業種。売買代金上位では、第3四半期の増益決算が好感されたヤーマン、クスリのアオキが急騰。ゴールドマン・サックス証券が強気判断に上げた丸井グループも高い。半面、コマツや日本精工、三菱UFJフィナンシャル・グループが安く、オランダの炭素繊維メーカーを買収する東レは財務負担懸念で下げた。

  東証1部の売買高は11億7463万株、売買代金は2兆2351億円、代金は4営業日連続で減った。値上がり銘柄数は759、値下がりは1214だった。

●債券先物は上昇、順調な20年債入札結果が支え-超長期には高値警戒感

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  債券市場では先物相場が上昇。前日の米国債相場が上昇した流れを引き継いだことに加えて、20年国債入札の結果が順調となったことで買い優勢の展開が続いた。一方、超長期ゾーンは利回り曲線のフラット(平たん)化が進んで高値警戒感が強まっているとの指摘が聞かれ、同ゾーンの上値は限定的となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比5銭高の150円72銭で取引を開始。午後に入ると、一時150円77銭まで上昇。いったん150円69銭に伸び悩む場面もあったが、結局は9銭高の150円76銭で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「20年債入札が順調で、先物の買い材料になった感がある。引き続き需給は締まっており、相場はしっかりしている」と指摘。一方、「高値警戒感で上値を追いにくく、30年超のゾーンはやや弱い」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.045%で始まり、その後も同水準で推移した。

  超長期債ゾーンは高安まちまち。20年物の163回債利回りが0.5ベーシスポイント(bp)低い0.525%となった一方、新発30年物58回債利回りは0.5bp高い0.76%に上昇。新発40年物の10回債利回りは横ばいの0.89%で推移した。

  財務省が実施した20年入札の結果は、最低落札価格が99円20銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の99円15銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.47倍と、前回の4.44倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と、前回の3銭から縮小した。

●ドル・円が1週間ぶり安値、弱い米指標や貿易摩擦懸念-一時105円後半

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  東京外国為替市場でドル・円相場は一時1ドル=105円台後半まで下落し、約1週間ぶりのドル安・円高水準を付けた。米小売売上高の減少を受けた景気減速観測や米保護主義による貿易摩擦懸念を背景に、リスク回避の動きからドル売り・円買いが継続した。

  ドル・円相場は午後3時28分現在、前日比0.3%安の106円03銭。朝方に付けた106円36銭から徐々に水準を切り下げ、午後に入って一時105円79銭と7日以来の水準までドル安・円高が進んだ。円は主要通貨に対して全面高。

  ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリストは、ドル・円について「トランプ大統領の保護貿易政策による貿易戦争懸念からリスクオフムード。ドル売り・円買いになりやすい地合いが続いている」と説明。「鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税が23日に発効する見通し。適用除外国がどれだけ出てくるのか。日本やブラジルなども除外されれば安心感が広がり、円の上昇は一服するだろう。ただ、中国に対してより強い関税をかける話も出ているのでリスクオンにはなりづらく、上値が重い状態が続く」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.2374ドル。ユーロ・円相場は0.2%安の1ユーロ=131円18銭。この日は、ラウテンシュレーガー欧州中央銀行(ECB)理事が講演する。

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