コンテンツにスキップする

オクジフが欧州のヘッジファンド閉鎖へ、中核商品に集中-関係者

  • パフォーマンスで他のマルチ戦略ファンドに見劣り-運用資産減少
  • 他の複数の小規模商品で投資家に資金返還も検討

米ヘッジファンド運用会社オクジフ・キャピタル・マネジメント・グループは、欧州のヘッジファンドを閉鎖する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、ロバート・シャフィール新最高経営責任者(CEO)の下で同社は中核商品に焦点を絞る。

  関係者の1人によると、オクジフの「OZヨーロッパ・マスター・ファンド」はパフォーマンスが同社の他のマルチ戦略ファンドを昨年下回り、今年も後れを取っているほか、運用資産が2億3000万ドル(約240億円)と2年前の約9億ドルから減少。このファンドに残る投資家資金は、世界マルチ戦略ポートフォリオの一環として欧州戦略を実行する同社旗艦ファンド「OZマスター・ファンド」に移管の見通しという。オクジフはまた、他の複数の小規模商品で投資家に資金を返還することも検討している。

Credit Suisse Americas Chief Executive Officer Rob Shafir Interview

オクジフのロバート・シャフィールCEO

写真家:Scott Eells / Bloomberg

  この転換はシャフィール氏の企業ビジョンの一環。同社は資産急減を招いた汚職スキャンダルの克服に苦慮している。創業者のダン・オク氏から2月にCEO職を引き継いだシャフィール氏は同月の電話会議で、同社が持つマルチ戦略、クレジット、不動産投資の「コア・コンピタンス(中核的競争力)」に集中する方針を示し、その他の事業の一部は縮小する考えを示唆していた。

  同氏は電話会議で「私がはっきりさせたいことの一つは、当社がコアを強化しているということであり、それは何らかの方法で周辺を縮小していくことだ」と説明した。同社の広報担当者はコメントを控えた。

  同社の3月1日現在の運用資産は333億ドル。届け出によると、OZマスター・ファンドの昨年のリターンはプラス10.4%で、今年は2月末まででプラス3.5%。アジア・マスター・ファンドは昨年がプラス23.1%、今年1-2月がプラス2.1%。ヨーロッパ・マスター・ファンドはそれぞれプラス4.8%、プラス1.9%となっている。

原題:Och-Ziff to Shutter European Hedge Fund as New CEO Shifts Focus(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE