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次期米NEC委員長指名のクドロー氏、大統領選前にトランプ相場予言

  • 2007年末までリセッションはないと論じ、この予想は外れ
  • 税制改革で3-4%の経済成長も、長期金利は3.5%超に上昇と予想
CNBCのコメンテーター、ラリー・クドロー氏

CNBCのコメンテーター、ラリー・クドロー氏

Photographer: CNBC/NBCUniversal
CNBCのコメンテーター、ラリー・クドロー氏
Photographer: CNBC/NBCUniversal

トランプ米大統領がコーン国家経済会議(NEC)委員長の後任に選んだCNBCのコメンテーター、ラリー・クドロー氏は、「クドローズ・コーナー」と称したコラムなどメディアを通じ、米経済予想を示してきた経歴を持つ。的中したものあれば、外れたものもある。同氏はトランプ氏の政策課題の大部分を支持しているが、幾つかの重要要素を批判している。

  以下に主要コメントをまとめた。

2007-09年金融危機:

  クドロー氏は05年に、ラスベガスやフロリダ州ネイプルズで住宅価格が暴落すると予想する「全ての愚か者」は間違いが証明されると発言。全米経済研究所(NBER)が後にリセッション(景気後退)入りした時期と判断した07年12月まで、クドロー氏はリセッションはなくブッシュ政権の好景気は続くと論じていた。

インフレ:

  クドロー氏は10年に、米連邦準備制度理事会(FRB)副議長に指名されたジャネット・イエレン氏がインフレに拍車を掛けると予測したが、実現しなかった。14年には、原油価格下落は明らかに良いと論じたが、米金融当局や大方のエコノミストは、米国がより大きな産油国になったため、原油安で勝者と敗者がいると見ていた。

経済成長:

  トランプ氏に同調し、クドロー氏は15年に米国には5%の成長目標を持つべきだと主張した。これは大部分のエコノミストが現実的だと考える水準を超える。連邦準備制度の長期的成長率予測は2%弱。ムニューシン米財務長官は税制改革や規制改革を理由に3%以上の米経済成長を見込む。16年にクドロー氏は景気後退を予測した。企業収益は実際に減少したが、その後回復した。

減税:

  昨年12月には、トランプ大統領の税制改革について、大部分の予測よりも楽観的な3-4%の経済成長につながると述べた。今年2月には、景気回復に伴い長期金利は3.5%超に上昇する可能性があると予想した。

貿易:

  クドロー氏は大統領選前にトランプ氏の貿易に関する政策課題を批判しており、最近の関税賦課方針については、増税となり繁栄を損なうと指摘。鉄鋼を使用する産業で500万人の雇用を危険にさらしかねないと他のエコノミストとともに警告した。

ドル:

  トランプ大統領は強いドル政策を受け入れる必要があるとクドロー氏は主張している。

トランプ相場:

  クドロー氏はトランプ氏が当選すれば株式相場が上がると予測していた。 多くのコメンテーターとは対照的に、同氏の予想は的中した。

原題:Kudlow’s Best, Worst Calls: No 2007 Recession to Trump Bump (1)(抜粋)

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