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ロードスター:機関投資家向けクラウド-元ゴールドマン貝塚氏が采配

  • 個人投資家向けに続き年内にも開始予定、一口1億円程度も想定
  • 特に中小機関投資家や地方金融機関に需要を見込む

不動産運用のロードスターキャピタルは、地方金融機関といった機関投資家からクラウドファンディングで資金を調達して不動産に投資するサービスを年内にも始める計画だ。運用難に見舞われる投資家の需要があると判断した。

  ロードスターの岩野達志社長はブルームバーグのインタビューで9日、国内クラウドファンディングも海外のように機関投資家参入で拡大が予想されるとして「機関投資家向けもビジネスの中で新しく育てていく」と述べた。ゴールドマン・サックス・グループの日本法人で不動産投資運用責任者を務め、この分野で実績のある貝塚浩康氏を採用。貝塚氏は3月29日に取締役運用本部長に就任し、主導的役割を担う。

  ロードスターはすでに個人投資家向けクラウドファンディングを展開し、年内には機関投資家向けも加える方針。一口1億円程度も考えており、特に中小機関投資家や地方金融機関に需要があるとみている。日本銀行のマイナス金利政策が3年目を迎えて投資家の運用難が長引く中、三井住友トラスト基礎研究所の調査では、機関投資家の不動産投資への意欲は高水準が続いている。

  インタビューに同席した貝塚氏は、私募リートや私募ファンドは大きな投資額が必要になると前置きした上で「期間が短く物件単体で投資が可能な当社のクラウドは法人やプロの投資家向けにもチャンスがある」と語った。運用期間が無期限で複数の物件を運用する私募リートと比べて「数千万円といった額から物件ごとのリスクリターンを個別に判断して投資できる」としている。

  ゴールドマン日本法人で不動産投資・運用に20年携わった貝塚氏は、私募リートと不動産ファンドの不動産運用部長として1.8兆円の投資案件に関わった。ロードスターキャピタルは社員35人のうち約3分の1がゴールドマン出身だ。

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