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Photographer: Tomohiro Ohsumi
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【NY外為】円が上昇、保護主義への懸念と米指標の軟調で

更新日時
  • ドル・円は一時106円07銭に、米国債利回り低下など背景に
  • 地政学的緊張の高まりや貿易戦争懸念でリスク許容度が悪化
Japanese 10,000 yen banknotes are arranged for a photograph in Tokyo, Japan.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

14日のニューヨーク外国為替市場では、円が主要10通貨のほぼ全てに対し上昇。地政学的緊張の高まりや米国の保護主義に対する懸念、1-3月(第1四半期)の米経済成長の減速を示唆する指標を受けて円買いが入った。株式相場と米国債利回りは下がった。最近のユーロ高を巡る欧州中央銀行(ECB)当局者の発言を受け、ユーロは下げに転じた。

  投資家のリスク許容度がロンドン時間の終わりに大きく悪化した。米国の関税に対し欧州が対応を取る可能性についてドイツのメルケル首相が警告したほか、ブラジルのテメル大統領が保護主義の問題は気掛かりだと述べたのが背景にある。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。ドルは円に対して0.3%下げて1ドル=106円25銭。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.2366ドル。

  この日発表された米経済指標では、2月の米小売売上高が市場予想に反して前月から減少したほか、米アトランタ連銀の「GDPナウ」予測モデルが1-3月の米経済成長減速を示した。GDPナウが示す1-3月の米成長率は1.9%(前回値2.5%)に低下した。

  ドルは主要10通貨に対してまちまちだったが、対円では下落。一時は1ドル=106円07銭まで円高・ドル安が進んだ。

欧州時間の取引

  最近のユーロ高はユーロ圏経済の成長ではなく外的要因の主導によるもので、インフレ率を押し下げる可能性があるとドラギECB総裁が述べたことを受け、ユーロがこの時点での日中安値を付けた。

原題:Yen Gains Amid Protectionism Concerns, Soft U.S. Economic Data(抜粋)
Euro Slips After Draghi Says Exogenous Factors Have Fueled Gains(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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