ブロードコム、クアルコム買収提案を取り下げ-トランプ大統領反対で

米半導体メーカーのブロードコムは、同業のクアルコム買収計画を正式に取り下げた。トランプ米大統領が国家安全保障上の懸念を理由に買収を阻止する大統領令に署名したことで決定した。

  ブロードコムは発表文で「この結果を残念に思うが、弊社は従う」とし、テクノロジー業界で史上最高額となるはずだった買収実現に向け1カ月にわたった働き掛けを終わらせると宣言した。

  ブロードコムは昨年11月から一方的な買収提案を開始。クアルコム取締役会は繰り返し拒否したが、ブロードコムは投資家の支持を取り付けることに成功した。だが対米外国投資委員会(CFIUS)は、シンガポールを拠点するブロードコムによる買収は安全保障上の脅威に当たると判断し、米財務省が12日に両社に通知。CFIUSの勧告に従い、トランプ大統領が買収阻止に動いていた。

  ブロードコムはまた、クアルコム取締役会に独立取締役の候補を送り込む計画も撤回した。

原題:Broadcom Formally Abandons Bid for Qualcomm on Trump Opposition(抜粋)

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