次期CIA長官指名のハスペル氏、拷問関与疑惑を問題視される可能性

  • CIAのベテラン諜報員のハスペル氏、女性初のCIA長官へ
  • 秘密工作ではテロ容疑者に「水責め」などの拷問との報道も

トランプ米大統領が次期中央情報局(CIA)長官に指名したジーナ・ ハスペル氏は、女性初のCIA長官として歴史を刻むだろうが、その前にまず米国による海外での尋問プログラムで過去に果たした役割を巡る質問に直面しそうだ。

  トランプ大統領は13日、ティラーソン国務長官を解任し、後任にポンペオCIA長官を充てるとツイートで発表。同時に、昨年CIA副長官に就任したハスペル氏を次期長官に指名した。

ジナ・ハスペル氏

出典:AP写真によるCIA

  ハスペル氏は副長官として情報収集や分析、秘密工作、対諜報(ちょうほう)活動、海外の関連当局との関係を統括していた。トランプ大統領が昨年4月にシリア空爆を決めた際、ハスペル氏はホワイトハウスの危機管理室にペンス副大統領らと詰めていた当局者の1人。

  しかし、上院情報特別委員会での指名承認公聴会では、ジョージ・W・ブッシュ政権下でのCIAの秘密工作で果たした役割などが注目を集めそうだ。タイでの秘密工作ではテロ容疑者が「水責め」などの拷問を受けていたとされ、ニューヨーク・タイムズ紙によると、ハスペル氏は拷問の映像を破棄するよう命じたという。

  ウェブサイトによれば、ハスペル氏(61)は1985年にCIA入りし、経歴の大部分は諜報活動に従事。海外勤務で要職を務めたほか国家秘密局の副ディレクターなども歴任した。

  同委民主党メンバーのファインスタイン議員は声明で、ハスペル氏と「CIAの拷問プログラムとの関係について私が以前に懸念を持ったことは周知の事実だ」とした上で、「私の知る限り、良い副長官だ」と述べた。

原題:Trump CIA Pick Haspel to Face Questions Over Interrogation Role(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE