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米イールドカーブ平たん化への自信増す-CPI発表と30年債入札後

  • CPI予想通り、インフレ軟化が加速よりも大きな懸念となる公算も
  • 30年債入札は「強い」結果-最高落札利回りが予想下回る

14兆7000億ドル(約1566兆円)規模の米国債市場で起きた2つの展開は、イールドカーブ平たん化が再び市場の流れとなり得る明白なシグナルを発した。

  5年物と30年物の米国債利回り格差は13日、2月2日以来の小ささとなった。米労働省が同日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は予想通りとなったほか、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も前年同月比で2%を引き続き下回った。さらに、CPI報告書には弱い側面も含まれ、インフレ軟化の見通しがインフレ加速よりも大きな懸念材料となる可能性をうかがわせた。

  CPI発表後、市場のインフレ期待指標は低下。これが30年債入札にプラスに働き、最高落札利回りは予想を下回ったほか、最近の米国債入札とは異なり、ウォール街のストラテジストらは「強い」結果が示されたと捉えた。期間が長めの債券相場が上昇する一方、期間が短めの債券はほぼ変わらずだった。

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  米イールドカーブが今年に入って約10年ぶりの平たん度合いとなった背景には、米金融当局が利上げ路線を維持し、インフレ抑制で長期債利回りも抑えられるとの見方がある。先月発表の経済データで比較的強い賃金の伸びやインフレが示されると、平たん化トレンドはいったん中断されたが、疑念は少なくとも当面なくなったようだ。

  BMOキャピタル・マーケッツの債券戦略責任者、アーロン・コーリ氏は「30年債入札の好調さは、長期債に対する需要の高さを物語り、5-30年債の利回り曲線が引き続き平たん化するとの当社の見方を強める」とリポートに記した。

30-Year Treasury Auction Results

原題:Yield-Curve Flattening Gets New Life as Inflation Fears Subside(抜粋)

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