Photographer: Kristian Helgesen

世界最大政府ファンド、長期金利上昇を歓迎-不動産売りで取得の好機

  • 基金は不動産ポートフォリオの拡大に動き、7%前後まで増やす方針
  • 基金が保有する不動産資産は2017年時点で約3兆円相当に達した

世界最大の政府系ファンド (SWF)、ノルウェー政府年金基金グローバル(運用資産額1兆ドル=約106兆円)を運用するノルウェー銀行(中央銀行)投資管理の不動産投資部門にとって、長期金利の上昇は歓迎すべきニュースだ。

  不動産投資部門のカーステン・カレビッグ最高経営責任者(CEO)は、長期金利の上昇が投資家資金を債券に向かわせる引き金となり、より多くの不動産資産が市場に出回る可能性があることを理由に挙げた。

  カレビッグ氏はオスロでのインタビューで、「人々が売らざるを得なくなれば、われわれには非常に有利になるだろう。不動産物件へのアクセスが得られるからだ」と語った。

  ノルウェー政府年金基金グローバルは不動産ポートフォリオの拡大に動いており、将来的には運用資産全体に占める割合を7%前後まで増やすことを目指している。ロンドン、ニューヨーク、パリ、東京といった世界の主要都市で不動産物件を取得した結果、同基金が保有する不動産資産は2017年時点で2186億クローネ(約3兆円)相当に達し、運用資産に占める割合は2.6%となっている。

原題:Rising Long Yields Are Welcome News for $1 Trillion Wealth Fund(抜粋)

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