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ティラーソン米国務長官、石油業界に復帰しない1億8000万の理由

  • 元エクソンモービルCEOのティラーソン氏、退職時に信託設定
  • ティラーソン氏が競合他社に入社の場合、未受給資産の放棄必要に
米国務長官を解任されたばかりのレックス・ティラーソン氏

米国務長官を解任されたばかりのレックス・ティラーソン氏

Photographer: Jason Janik/
米国務長官を解任されたばかりのレックス・ティラーソン氏
Photographer: Jason Janik/

米国務長官を解任されたばかりのレックス・ティラーソン氏がここからどこに行くのかは不明だが、石油業界を避ける1億8000万の理由がある。

  ティラーソン氏が政権入り前に最高経営責任者(CEO)を務めていた石油大手エクソンモービルと取り決めた退職パッケージでは、民間に戻り競合会社のために働く場合、約1億8000万ドル(約192億円)の繰り延べ報酬を放棄する条件が明記されているためだ。

  エクソンは2006年から同社を率いてきたティラーソン氏に対し、トランプ政権入りを控えた17年1月に、200万株余りに上る制限付き株式と株式ユニットを放棄する代わりとなるプランを策定。ティラーソン氏が株式報酬を諦める代わりに、独立して管理される信託に現金が払い込まれ、その後信託から長期的なスケジュールに従って同氏に現金が支払われることになっている。支払期間は最長10年。

  ティラーソン氏の倫理合意の条項は、「石油ガス業界または石油ガスサービス業界の会社」に雇用されたり、この種の会社にサービスを提供したりする場合は、信託に預託された未受給の資産を放棄しなければならないと規定しており、コンサルタントや受託業者、取締役、給与を支払われる従業員がその対象となる。

ティラーソン氏は国務長官職にとどまるために週末、奮闘したとブルームバーグのビル・ファリーズがリポート

(出所:Bloomberg)

  ティラーソン氏の弁護士レジナルド・ブラウン氏とエクソンモービルの広報担当スコット・シルベストリ氏はコメントを控えた。

原題:Tillerson Has 180 Million Reasons Not to Return to Oil Industry(抜粋)

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