欧州連合、新たな英離脱協定案で強硬姿勢崩さず-当初案を修正

  • アイルランド国境巡る「予備的」選択肢はほぼそのまま残す
  • 予備的選択肢は北アイルランドを関税同盟に残すという内容

欧州連合(EU)は2週間前に公表した英国との離脱協定原案を修正したが、アイルランド国境に関する提案内容はほぼそのまま残した。メイ英首相は当初案に対し、これを受け入れられる英首相は誰もいないと反発していた。

  EUの行政執行機関、欧州委員会が発表した原案の修正に当たり、英国を除くEU加盟27カ国の外交官は北アイルランドを関税同盟と単一市場に残すことに引き続き重点を置いた。当局者らは移行期間中の英国の地位について若干の譲歩を示唆した。

  同案で合意を目指す分野は金融決済、市民権、アイルランド国境、法的拘束力のある移行期間だ。2019年3月の英離脱までの1年間、これらの分野が議論の中心になりそうだ。

  EUは当初案で、北アイルランドをEU関税同盟にとどめることにより、アイルランドと英領北アイルランド間の物理的な境界設置を回避するという案を示し、これはあくまでも、英国が境界設置の回避で他の解決策を見いだせない場合に備える「予備的」な選択肢だと説明。しかしメイ首相はこの選択肢は受け入れられないと反発した。

原題:EU Sticks to Tough Brexit Line as Governments Revise Treaty Text(抜粋)

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